【スポーツメンタル】自分よりも優れている人への嫉妬をどうすべきか?
自分を認めることで他人も認められる
今回、自分を認めることで他人も認めてあげる事例をお伝えしました。
「自分を認めてあげること」
これを自己受容と言ったりします。
あるがままの自分を理解し認めたうえで、全てを受け入れることを指します。あるがままの自分とは、いいところも悪いところも全てひっくるめての自分のことです。自己受容する場合には、長所・短所それぞれを評価したりはせず、無条件で受け入れます。
この言葉の中でも悪いところも認めるって結構大変ですよね?
何故ならば、できないことをできるように努力しているアスリートだからこそだと思います。
そこで勘違いして欲しくないのが1つだけあります。
それが、「克服すること」と「認めること」は違うということです。
「できない」を「出来るようにする」
この過程はとても大事です。
アスリートとして結果を生み出すには成長し続けていくしかありません。
しかし、その際に心の底から認めることが出来て初めて弱みと向き合えることがあります。
認めるからこそ今までとは違った物事の捉え方ができるようになるのが不思議なものです。
人はどうしても自分にとって都合のいい解釈をしがちです。だからこそ、物事を見ていく為にもありのままを受け入れる気持ちを是非とも大事にしてみてください。
[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】【スポーツメンタル】チームの人間関係はスポーツの結果に影響する?
【関連記事】「大きな目標の前に小さな目標を立てる」女子ボクシング・並木月海流 メンタルヘルスの整え方
【関連記事】「たまたま出た結果」をスポーツメンタルコーチはどう捉えるか?
一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。