平成最後の甲子園での始球式に井川慶、今も「現役」のキャリアを振り返る

タグ: , 2019/4/27

  阪神は平成最後の日となる4月30日の甲子園での広島戦で、OBの井川慶氏が始球式を行うと発表した。チームの平成時代の最高のエースとして大役を託したのだが、その井川氏、実はまだ「現役」を公言している。


 今年7月で不惑の40歳を迎える。4月22日に自身のブログを更新。以下のように現役宣言したばかりだ。

 「今季はチームに所属していませんが、肩肘ともに調子は良く、今季も『現役』を続けます。試合で投げない分、トレーニングに集中できるので、週に3日は筋トレに励んで、もちろんその間にはピッチング練習もしています」

 そしてテレビ番組の収録で、静岡県の草薙球場で元高校球児のタレントと対戦。130km台後半の球速をマークし、まだ調整途上の段階だったので自信を得ることができたと明かしている。

 井川氏は2015年限りでオリックスを退団。2017年には独立リーグの兵庫でプレーした。2018年以降はチームには所属せず、トレーニングを重ね、機会があればプレーする場所を探しているという。

 2003年には20勝5敗、防御率2・80と圧倒的な成績で沢村賞に輝き、チームを18年ぶりのリーグ優勝に導いた。5年連続2桁勝利を挙げ、2006年オフにポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明。しかし、現役選手としての輝きはこの時を最後に戻ることはなかった。

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