「グレイシー一族に恨まれ続けた」元PRIDE戦士のコロナ禍で前進するためのポジティブ対談 『成長こそ人生の醍醐味』

タグ: , , 2021/1/6

会うべきは人は「自分を成長させてくれる人」

大山 少しでも成長する自分を感じるところが楽しかったりするんでしょうか?

井上 そうですね。僕は誰と会いたいかというと、(自分を)成長させてくれる人と会いたいと思っています。それは、成長が自分の人生を作っていく大切なものだと考えているからです。

大山 こういう視点で生きていくと人生って変わってきますよねー。

井上 成長という視点で見ていくと、この人の、この先生の、ココが嫌いという評判がたとえあったとしても、まったく気にならなくなってきます。
僕は成長したいだけなので、みんながその人をどう見ているかなどには興味がありません。その人の卓越している才能や魅力に触れ成長がしたいというだけなんです。

もっと言うと、その人が何か問題であると周りが見ているのならば「その問題がその人の素晴らしさ、魅力を作っているかもしれない」。そう思うとその人を暖かく見ることができますし、自ずといいお付き合いになっていきます。

大山 すごいですね。

井上 人を不快にさせる人は、「どこに行っても嫌だな、癖のある人だな」と思われているわけですから、逆にやさしくしてあげるといいんです。
「辛いんだろうな、生きづらいんだろうな」と思っていることを聞いてあげようというぐらいの気持ちで接するように心がけています。

大山 その辺が先生の新刊『本物の気づかい』にもある「気づかい」の大切さですよね。

井上 よく「あの人は成功しているから優しい」なんてことを耳にしますが、実は「優しくて気づかいができるから成功した」なんです。でも多くの人はこの逆を理解できないんです。

大山 それだけ気づかいの重要性に気づいてない人たちが多いんですね。

井上 日本って平和な国ですからバランスが多少悪くたって歩いてこられたんです。でも、コロナ禍のような困難な時は視野を広く持ち、バランスが取れていないといけないと思います。
陰陽の関係、正負の法則、プラスとマイナスの考え方、全てが取り入れられる、物事を冷静に見られる自分でなければ困難な時代を生きていけないと思います。

自分が変わればすべてが変わる

大山 これは俯瞰することにもつながるのかもしれませんが、周りの目を気にしすぎたり、周りに気を使いすぎたりして、逆に動けなくなる、自分のやるべきことができなくなるという人もいると思うんです。そんな人はどうしたらいいでしょう?

井上 それは何か困難に直面した時に、自問をしてみるといいかもしれません。
例えば会社の上司に嫌なことを言われたとすると、「なぜあの人はそんなことを言うんだろう」と考えるわけです。
そこで「家庭で何かあったのかな?」とか「さらに上の上司のから何か言われたのだろうか」というふうに見方を変えることで、「そのような人たちに今の自分は何ができるのか?」と考えられ、積極的な対応ができるようになります。

何かうまくいかないことを、環境のせいにするのではなく、自分自身の捉え方が変わったときに周りの人も環境もすべてが変わるということです。
そのことに気づけたときに、実は周りの目というものが気にならなくなります。もっと言えば、周りの人全員が自分の素晴らしいパートナーとも言えます。
自分との価値観の違う人、不快になる人などは、受け入れなくてもいいんです。受け止めればいい。

受け入れるということは共感すること。すると辛くなるという人は、ただ受け止めて、そうなんだなと思うだけでいいのです。何もその人と一生を共にするような関係でもないのであれば、そうなんだなと受け止め、その環境でいかに自分の役割を果たしていくかということに集中していくのでもいいと思います。すべては自分次第ということです。

大山 なるほど。確かに。自分が変わると周りも変わるということは多くの人が体験していないというか気づけていないことなのかもしれないですし、そこを知るだけでも本当に心の持ち方がかわるかもしれませんね。

井上 そうですね。ここはすごく大事なところでみなさんに気づいてほしいところでもあります。僕が海外のプログラムなどいろいろと自己啓発を一億円以上投資し勉強をしていったときに、最終的に行き着いたのは「自分が変わればすべてが変わる」ということでした。

今はコロナ禍でマイナスな思考になりがちな時期ですが、マイナスなままで終わる人生なんてありません。バイオリズムでも、運命学でも必ず波があります。人生には必ず波があるんです。
だから波の悪いときには、次に来るいい波に乗るための準備をしておく。つまり、今コロナで社会全体が沈んでいるときは、大きなチャンスをもらっていると思えばいいんです。

ただ、次の波が来た時に乗るだけではいけません。しっかりと準備をして、次に来た波を2倍、3倍に変えて、時代の人になるぐらいに準備をしなければいけません。
よく80対20の法則なんて言われますが、その意味からいうと80%の人は準備をしていない。だからただ準備をするだけで必ず人と違った波がくると僕は信じています。

繰り返しますが、自分が変わればすべてが変わります!

今のコロナの時期を、ぜひ人生を変えるような大きな波を起こすための準備に使ってほしいと思います。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文:『ビジネスエリートがやっている ファイトネス』公式note]

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大山峻護(おおやま・しゅんご)

5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。ビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版。

大山峻護さんInstagram
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オンライン家庭教師 with アスリート
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ファイトネス
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「科学的に証明された 心が強くなる ストレッチ」
「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」

井上裕之(いのうえ・ひろゆき)

いのうえ歯科医院理事長。歯学博士、経営学博士。1963年、北海道生まれ。
東京歯科大学大学院修了後、世界レベルの技術を学ぶためニューヨーク大学、ペンシルベニア大学、イエテボリ大学で研鑽を積み、医療法人社団いのうえ歯科医院を開業。自身の医院で理事長を務めながら、東京医科歯科大学、東京歯科大学非常勤講師、インディアナ大学客員講師など国内外の6つの大学で役職を兼任している。その技術は国内外から評価され、特に最新医療・スピード治療の技術はメディア(情報番組「未来世紀ジパング」)に取り上げられ、注目を集めている。
世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト(潜在意識の権威)公認グランドマスター。本業の傍ら、世界的な能力開発プログラム、経営プログラムを学んだ末に、独自の成功哲学「ライフコンパス」をつくり上げ、「価値ある生き方」を伝える著者として全国各地で講演を行なっている。
著書累計は130万部を突破。実話から生まれたデビュー作『自分で奇跡を起こす方法』(フォレスト出版)は、テレビ(「奇跡体験! アンビリバボー」)で紹介され、大きな反響を呼ぶ。近著に『本物の気づかい』(ディスカバー・トゥエンティワン)など著書多数。

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