バレー柳田・弟、就職内定を蹴り、欧州プロリーグ挑戦へ。185㎝の大型リベロが世界一を目指す
185㎝の大型リベロ プロバレーボール選手 柳田貴洋 ―②ポジションチェンジの葛藤と決断。そして海外での経験―
2018年12月、プロ宣言したバレーボール選手の柳田貴洋。
実兄であり、バレーボールの全日本男子代表でもある柳田将洋の背中を追いかけて、小学生からバレーボールを始め、中・高・大学の各世代では、多くの実績を残している柳田貴洋だが、日本代表の経験はない。海外では無名の選手が、バレーボールの強豪国が集まるヨーロッパのリーグに挑もうとしている。
3つのポジションを経験。広い視野を持つ大型リベロ
「小・中学生の時は、スパイカーでした。高校2年生の時、セッターにポジションが変わったのですが、それは自身の希望ではなく…。下級生の入部がなかったから、ポジションに人がいなくなってしまったからなんです。その時は、気持ちを切り替えて、『セッターとして全日本に出る』、『セッターで日本一』という気持ちでいました。
リベロへの転向は、大学3年生の時。だから、今はまだ3年目なんです。この時も悩みましたし、葛藤もありました。コロコロとポジションが変わるのって、どうなんだろうって思った時期もありました。でも、自分の考えに固執するのも良くないですし、サポートしてくださっている方の意見やアドバイスは大切で、信頼関係がある方が、『自分にとってマイナスな提案はしない』、そう思って、リベロへの転向を決めました。」
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