カーリング界が「テクノロジー」で変わる?女子チーム・フォルティウスを支える「仕掛け人」が描く2026年五輪までの航海図
テクノロジーはスポーツを「届ける」側にも身近に
田中:現代は、スマホやタブレットなどがないとスポーツがみられないような時代まできました。テレビではなく、それらが「ファーストモニター」になっている。そこの需要というのは、チャンスだと思っていらっしゃいますか?
粟津:めちゃめちゃチャンスだと思っています。スマホに関しても1人1台あるいは2、3台使うような時代になりましたし、今までよりもスマホを使う時間が伸びているので、その分スマホやバッテリーに対するダメージも残ります。バッテリーの保証だったり、診断というのも需要が出てくると思います。
田中:なるほど。今回、粟津さんにインタビューさせてもらいたいなと思ったのは、今僕が様々なスポーツ中継で実況をする中で、PCやタブレットを使ったペーパーレスでできないかと思っているんです。今、野球中継だと、携帯を2台おいて、野球速報を開いて右側を守備位置が出ている画面、左側をランナーなどが出る画面。そしてPC端末はゲームの流れが追えるようなデータが全部入っているという感じになっています。インターネット検索ができるようにしていたり、昨日、今月、先月のデータなどを全部並べていて、紙1枚だけ、今日のポイントを自分の中で準備しておいています。今は解説者の方たちも端末を使いながら行う時代になってきていますしね。
粟津:そうだったんですね。やっぱり、スポーツとデバイスって親和性が非常に高いと思います。まだ満たされていない欲求がたくさんあると思うので、そこに参入して、ニーズを掘り起こして行きたいなと思いますね。
田中:今って、大人だけでなく、子供も端末を使ったり、それでスポーツを見ることが増えていますよね。街中でも親子で端末を使いながらスポーツ観戦している様子もよくみます。ただ、端末ってすごく値段が高いじゃないですか。なので、スポーツをやっているお子さん向けの端末として安価にできるものがあったら面白いですよね。
粟津:それいいですね。面白い。すぐやってみますか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【スポーツメンタル】エゴサしても意味はない…知っているけどエゴサしてしまう心理
【関連記事】【スポーツメンタル】ゴールデンサークル理論とアスリートの応用法を紹介
【関連記事】アスリートに有効なフロントスクワット!体幹にも効く種目を筋トレ博士が伝授!