部下をうつや不安に陥れるコミュニケーションパターン【その1】
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]
非生産的コミュニケーションは、その職場の長のコミュニケーションスタイルが大きく影響します。
以下に、「うつや不安を作りやすいコミュニケーションパターン」を示します。
以下のパターンは、多少はだれにでもあてはまるのですが、それが極端に繰り返す場合、部下のメンタルヘルスに深刻な影響を与えます。
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【独りよがり型】
自分だけが一生懸命やっているという意識が強すぎ、「なんで皆は、こんなにいいかげんなんだ!」といった思いが強いタイプです。
極端にこうしたコミュニケーションをする人は、強そうに見えますが、実は他人からの批判を恐れていて、融通がきかずに独りよがりで、自分だけが努力しているという思いが強く、道徳や規則をふりまわす傾向がある場合があります。
こうした上司の場合、正しいのは、上司だけで、悪いのは、部下のせいとなりますから、部下は、自信や意欲を失います。
【善意で操作型】
「私は、いいんです。みんながそれでよければ・・・」といった、一見善意に見える対応を繰り返すタイプです。
極端に「善意で操作型」のコミュニケーションをする人は、お節介焼きで、八方美人的ですが、同時に、他人に対して操作的、嫉妬心、独占欲が強い、自分を被害者・犠牲者の立場におく、論理性に欠けるなどの傾向があります。
こうした人たちは、一見人がよくて親切に見えますが、その奥には他人をコントロールしようという意思があります。
他人の気持ちや考えを結局は、自分の都合のよい方向に歪めて理解したりします。「あんないい上司なのに、なんで、部下にうつが多いの??」といった場合には、善意で操作型の上司の隠れたコントロール欲求が影響している場合が少なくありません。