部下をうつや不安に陥れるコミュニケーションパターン【その2】
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]
前回の続きで、今回も部下をうつや不安に陥れるコミュニケーションパターンについてお伝えします。
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部下をうつや不安に陥れるコミュニケーションパターン【その1】(https://cocokara-next.com/stress/anxiety-communication-patterns-01/)
【知識偏重型】
自分の知識や技術に固執し、「○△理論によれば、そんな事やっても、なんの意味もない」といった意識を持っているタイプです。
極端に「知識偏重型」コミュニケーションをする人は、知性への慢心がみられ、知識にこだわりすぎ、順応しないなどの傾向があります。こうした人たちが、追い込まれたとき、次から次へとさまざまな活動や考えに見境なく飛びつくかもしれません。この背景には、自分が世界でうまくやっていけるかどうか自信がないという不安がある。このタイプの上司は、部下の発想よりも自分の知識を優先しますから、部下はくさってしまいますよね。
【不安逆ぎれ型】
不安で心配性なのですが、追い込まれると、「君は、僕のことを、批判するのかね?!」と逆ぎれするようなタイプです。
極端に「不安逆ぎれ型」コミュニケーションをする人は、疑い深く、そのくせ決断力がなく、その背景には、自己不信の強さがあります。被害者意識が強い、感情が不安定、詮索好きなどの傾向がある場合も少なくありません。彼らは、自分がグループから孤立していると感じることに耐えられません。従って、基本的にグループの考えに合わそうとしますが、自分自身の考えを聞かれると明確に述べることができない場合が少なくありません。こうした上司は、窮鼠猫を噛むみたいな状態で、部下を攻撃することがあります。