「住みたい街1位」横浜市民の嘆き・・・荒れる成人式にカジノ誘致、治安の悪化は避けられない!?
それでもカジノ誘致は推進あるのみ?!
今ではさいたまスーパーアリーナにその座を奪われましたが、一昔前は横浜アリーナといえば総合格闘技団体がビッグマッチを行い、数々の名勝負が生まれた聖地。だとしても、なぜこんな晴れの日にマウントパンチやキックの雨あられを見なくてはならないのでしょうか。
前述のAさんは嘆きます。
「警察も甘いんですよ。仲間内のトラブルということで、逮捕者はゼロだったじゃないですか。公の場で暴力行為が容認され、ニュースでは繰り返し流された。後輩たちは『こんどは俺たちも目立ってやろう』と企むことでしょう。爆竹音だって、あの場にいたら『テロでは?』と勘違いしてもおかしくありません。それが無罪で野放しなんて、恥さらしもいいところです」
子育て中の30代、B子さんもため息をつきます。
「横浜がこんなに治安が悪い地域と思われてしまうのが、本当に悔しくて…」
そして、こう続けるのです。
「林市長は自分のスピーチ中にあんな騒ぎを起こされて、治安の悪化がいかに住民を不安にさせるかを肌で感じたことでしょう。それでも、カジノを誘致すると考えているのでしょうか」
昨年、林文子市長はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を表明したところ、市民は一斉に反発。横浜市が18年に実施したパブリックコメントでは94%が否定的な意見を寄せました。
街の発展になぜ、賭博で負けた人の金銭を当てにしなくてはいけないのか。治安や風紀が乱れ、横浜ブランドの失墜につながってしまうのではないか…。そんな市民の不安はお構いなしとばかりに、行政は着々と誘致の決定に向け、準備を進めています。
B子さんは語気を強めます。
「ブランドって、人間における信頼と一緒ですよね。築き上げるには途方もない時間と労力がかかるものですが、失う時は一瞬。横浜の未来が心配です」
荒れる成人にはノーペナルティーで野放し、カジノ誘致は推進あるのみ…横浜よ、それでいいのか。善良なる市民の嘆きは、まだまだ続いていきそうです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。