上司受難の令和時代、社内トラブルは「パワハラ」から「逆ハラ」へ

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昇進したけど…、あ、あれ、上司ってこんなに弱かった?

 仕事を覚えるまでは我慢、忍耐、我慢、忍耐…。寒い冬に耐えれば、きっと大きな花が咲く。そんな浪花節も若手にとっては大きなお世話でしょう。

 20代は「だったら辞める」という最強のカードを有しています。転職サイトに登録すれば、自身に合った求人メールがジャンジャカ届きます。終身雇用なんてもはや死語。シゴトが嫌に、上司が嫌になったら即刻辞めるのみ。後は野となれ山となれです。

 部下が転職を決断すると、上司であるあなたの社内評価はどうなるでしょう。辞める理由が夢を追ったり、前向きなものならまだいいですが、だいたい「部長のフォローが足りなかった」「あの人が部長になってから、これで退社は何人目だ」との悪い風評が立ちます。

 そうなると、上司は部下へ自然と「辞められたら困る」と対応が守りに入ってしまいます。厳しく説教しなくちゃいけないところで、甘くなったり、ワガママを許すことになる。悲しいかな、これが平成最後、そして来る令和元年の中間管理職の実態ではないでしょうか。

今の実社会、意外と上の方が弱くて、ツライ立場

 昔の部長クラス、次長クラスは良かったよなあ。部下を追い込むだけ追い込んで、「嫌なら辞めろ」「お前の代わりはいくらだっているんだ」なんて言ってたもんなあ。俺もさんざん言われたよ。だのに、なぜ…。

 愚痴っていてもしょうがないです。アラフォーの皆さんも令和時代に即したアップデートが必要になります。

 これは中学生、高校生の部活動における体罰の構図にも似ているかもしれません。昔は監督などの顧問がビンタで制裁を加えるのも日常茶飯事だった。でも今なら、スマホで撮影されてSNSに投稿され、ハイそれまでよ。教師終了です。中間管理職も変わらなくては、生き残っていけない。

 ならば、今こそ同じ立場の人間で団結し、悩みと解決策を共有するしかありません。幸運にも、アラフォーのおっさんたちには大学時代のサークル活動や合コンで培った高い飲みニケーション能力があります。

 「パワハラ」なんて言葉がなかったあの頃。人間性を否定され、理不尽な思いをしても、耐え抜いて勤め上げたこの会社。ようやくそこそこ成り上がったら、ワガママ部下に苦しめられる日々か-。つくづく損な役回りかもしれません。でも、淋しいのはお前だけじゃない。今こそ全国の中間管理職よ、もう悩むのは辞めようぜ。手と手を携え、ジョッキとマイクを握り、「逆ハラ」に立ち向かっていこうではありませんか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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