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「悲しみに遭われた人々の自宅前に殺到するのは、即刻辞めるべきです」と語るのは、元芸能記者です。
「ここ最近、メディアの自殺報道はかなりデリケートになっています。新聞も今までは『首吊りで』『大量の睡眠薬で』と詳細まで記述していましたが、今では『取材して分かっても自主規制して極力書かない』が定着しています。それを読んだ自殺志願者が『後追い』するのを防ぐためです。みんなで歩調を合わせれば、簡単に出来ること。今後も『現場に飛んでくれ』と行かされた若手が『俺は今、何をしているんだろう』と自らを省みて、報道の仕事に絶望するようなことがあれば、メディアに有能な人材は集まらなくなるでしょう」
自殺報道については、文末に「防止のための相談窓口」を入れるのがテレビ、新聞、ネットニュースでも当たり前のことになってきました。
しかし、前述のメディア関係者は警鐘を鳴らします。
「これが免罪符になってはダメ。『最後に載せているんだから、その前に何を報じてもいいだろう』となっては、本末転倒です。常に『おかしい』と声をあげることが、報道機関の暴走を是正する一番の近道になるのではないでしょうか」
いつもは世の中をよりよくするために提言を続けているはずのマスコミのみなさんに、人々の真っ当な『正論』は届くのでしょうか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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