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「やせている人はぽっちゃりしている人より短命」 健康寿命を伸ばす取り組みとは

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ストレスが掛かる現代社会…ぐっすり眠るために必要なこととは(http://cocokara-next.com/stress/all-you-need-to-sleep/)


キーワードは「筋肉」

 東葛クリニック病院副院長の秋山と申します。専門は消化器外科です。読者の皆さんが人生をより良くするお手伝いができればと思い、連載を引き受けさせて頂きました。


 2回目の今回は健康寿命を伸ばすために必要な取り組みについて綴らせて頂いています。前回触れましたが、日本人の平均寿命は男性が79.55歳、女性が86.3歳(データは10年 厚生労働省調べ)、一方で心身ともに満足過ごせる健康寿命は男性が70.42歳、女性が74.49歳(同)です。平均寿命と健康寿命の差は介護が必要となる期間です。男性が9年、女性が12年の期間があります。この期間に主な症状として(1)歩けなくなる、(2)飲んだり食べたりできなくなる、(3)物事が認識できなくなるといった症状が出ます。

 この3つの症状を防いだり遅らせたりするために必要なこと、そのキーワードは「筋肉」です。歩くのはもちろん、飲み込んだり食べたりする時も骨格筋を使います。速く歩ける人ほど筋肉が保持され、余命が長く認知症になりにくいというデータがあります。人の病というものは感染症による炎症と怪我や手術という侵襲に大別されます。その炎症と侵襲のどちらに対しても、人間は筋肉をエネルギーに変えて戦うのです。ですから、筋肉量が少ない人は病気になりやすく、また、治りにくく、さらに他の合併症も引き起こしやすいのです。BMI(ボディマス指数 体重÷身長÷身長)が18.5未満の痩せている人は、ぽっちゃりしている人の方より短命であるというデータが出ています。これは世界中のどの民族、文化圏の人にも共通して言えることです。

 筋肉をつけるためにお勧めしたいのが歩くことです。筋肉は使うことで保持、増強されます。自分のペースでよいので歩くこと。運動ももちろんお勧めしますが、毎日歩くだけで筋肉は反応します。できれば速く歩くことを心がけてください。車イスで生活されている方も最初はしんどいかもしれませんが、横にならずに車イスに座って上半身を起こしている時間を長くしてみてください。そうするだけでも筋肉を使うことになるのです。食事も栄養バランスを重視することを前提として、肉を食べることで筋肉がつきやすくなります。準備は早いにこしたことはありません。筋肉をつけることを意識して生活しましょう。1人でも多くの方が健康寿命を伸ばして快適な生活を過ごしてほしいと思います。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

秋山 和宏(あきやま・かずひろ)

医療法人財団松圓会 東葛クリニック病院 副院長・消化器外科部長
一般社団法人 「チーム医療フォーラム」 代表理事、多摩大学大学院 医療・介護ソリューション 研究所フェロー
<経歴>
90年  防衛医科大学校卒業
    東京女子医大消化器病センター外科勤務
99年  東葛クリニック病院(千葉県松戸市)外科勤務
07年  多摩大学大学院経営情報学研究科卒業
09年  現職

医学博士、MBA(経営学修士)、社会起業家
元日本外科学会専門医、元日本消化器外科学会専門医、
日本静脈経腸栄養学会学術評議員・代議員、日本褥瘡学会評議員
日本ウオーキング協会 ヘルスウオーキング指導士

<専門分野>
チーム医療、NST(栄養サポートチーム)、褥瘡
<著書>
「医療システムのモジュール化―アーキテクチャの発想による地域医療再生」(白桃書房)

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