卵をぶつけられた日。『何とかなる』なんて嘘、生活もラクロスも苦悩の連続

タグ: , 2019/6/24

 日本人初のプロラクロス選手 山田幸代さん。

大学1年の時にラクロスを始め、卒業後は社会人選手としてプレー。その後、プロ宣言し、オーストラリアのチームと契約するなど、10年以上にわたり、日本ラクロス界をけん引している。

何とかならない現実を目の当たりに。文化、生活スタイル、そしてラクロス


 「プラス思考で、何事も経験。前例がなければ作れば良いし、道なき道を進むのも苦ではない。『もう無理、帰りたい』と思ったこともあるけど、お金がなくて帰れなかっただけ(笑)。

言葉が通じなくても何となるって思っていたんです。でも、言葉という『伝えるツール』が十分に使えないと、何ともならかなかった。

生活でも大変なことはあって、例えば、ホームステイ先で、少しでも家のことを手伝おうと思って、庭の花に水を撒いていたら、警察が来て捕まえられそうになったんです。水不足なので、水を撒ける曜日が決まっていたらしく…その国の文化を知ることは、とても大切なんだと。

ラクロスでも、最初はパスももらえなかった。2年ぐらいして、ようやく、プレーを少しずつ認めてもらえるようになって、MOM(マンオブザマッチ)をいただいたり、南オーストラリア州代表候補に選出されたりするようになりました。

でも、その次には、『言葉も通じないくせに』って言われたり、卵を投げつけられたり、ミーティングを私だけ知らなくて参加できなかったり…。本当にいろいろありました。

でも、これらを乗り越えないと、信頼は勝ち取れなかった。今はそう思いますね。

それに、決して一人ではなくて、いつも誰かに助けてもらっていました。オーストラリアで出会った日本の人たちに協力してもらったり、チームメイトが声をかけてくれたり。『うちに来なよ』って、誘ってくれて一緒に生活しました。彼女は私にいつも、『ベストフレンド』持って来てって。これは電子辞書で(笑)、辞書を使ってコミュニケーション取っていましたね。」

・合わせて読みたい→
日本初のプロラクロス選手 誕生の裏話!?すべては、バスケ辞めたい、体力づくりから始まった(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/sachiyoyamada-interview-01/)

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