卵をぶつけられた日。『何とかなる』なんて嘘、生活もラクロスも苦悩の連続
褒められること、褒めることに慣れる。世界で戦うための自信を身に付ける
「私は、保母さんになりたいと思っていて、それぐらい子どもが好きなんです。オーストラリアで、子どもたちにラクロスを教える機会があって、元気をもらっていましたね。
そして、教える中で、この積極性はどこから来るんだろうという疑問が生まれて。例えば、『これは何だと思う?』って聞くと、日本だとまわりの様子を伺って誰も手を上げないけど、オーストラリアだと『ハイ、ハイ!』って、とにかく積極的なんです。
英語には、『great』『good』『awesome』など、褒める言葉がたくさんあって、親やコーチが使うのは、ヤバイ・カッコいいという意味もある『awesome』なんですよね。子どもが喜ぶ言葉で褒める、そして自信を持たせることが、積極性にも影響を与えるんだと知りました。
褒めることが大切というのは理解しましたが、叱らなければいけないこともあって、そんな時はどうするの?と聞くと、『その子の良いこと10個あげて、その後、1個叱れば良い』って。なるほどなって思いました。
私自身も海外に出るまでは、褒められることにも褒めることにも慣れていなかった。褒められたことに『ありがとう』って言える、逆に、間違ったことは素直に『ごめん』って素直に謝れるようになったのも、海外での生活があったからですね。そして、自分に自信を持つこと、信じることを学びました。」
選手、コーチ・指導者として、そして、ラクロスの普及という夢を叶えるために活動する、プロラクロス選手 山田幸代さん。今年11月には、アメリカチームの選手と一緒に、子どもたち向けのラクロス教室を開催する予定だ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]