テレワークの方必見!10時間座っていても疲れにくい座り方と方法とは!?
新型コロナウイルスの影響により、様々な生活様式が変化してきました。そんな中、働き方も変わりつつあり、テレワークを中心とした勤務の方も多いのではないでしょうか?
今回は、「疲れないカラダ大図鑑」(アスコム社)から、テレワークの方だけでなく、デスクワーク勤務の方にも必見の、長時間座り続けても疲れにくい方法についてご紹介します。
【関連記事】アスリートに有効なフロントスクワット!体幹にも効く種目を筋トレ博士が伝授!
疲れにくい基本の座り方
まずは、「疲れにくい座り方」を説明する前に、「疲れやすい座り方」の例をいくつか挙げてみます。
まず注意したいのは、肩のラインと腰のラインが平行になっていない座り方です。
これは、足を組んでいる人に多く、一方の肩が上がって肩と腰のラインが斜めになっているような状態、いわば一直線になっていないと、背骨が湾曲して頭の重さを支えきれず、腰痛の可能性が高まります。
そのときは、ラクな姿勢でも、じわじわと筋肉にダメージが与えられている状態です。
イスに浅く座った女性に多いのが、膝をくっつけて足首を離している「ハの字型」の座り方です。
膝の角度が鋭角になり、足指のつけ根を折って体を支えているため、つねにふくらはぎが緊張を強いられている状態になります。
この座り方だと、最初のうちは背中を反らせて姿勢をよくしていても、足と腰が疲れやすいため、次第に頭が前に出て猫背になってしまいます。
こうなると、重力のダメージをもろに受け、肩こりや首痛なども起きやすく、全身がクタクタになってしまいます。長時間のデスクワークには、向かない姿勢です。
イスに浅く座った男性に多いのが、両膝を離して座り、中央に両足を置いて、拇指球で支える「O字型」の座り方です。この座り方も膝が鋭角になり、足指のつけ根を折ってしまっているので、ふくらはぎへの負担は強烈です。
これらの点を改善すると、
・背もたれまで深く座る
・肩と腰のラインを平行にする
・膝の角度を鋭角にしない
・足指のつけ根を折って支えない
これが、人体構造に正しいとされる「疲れにくい座り方」となります。
特に意識すべきなのが、「足指のつけ根を折らない」こと=足の裏全体を床につけることです。
足の裏全体をつけないと、どうなるかといえば、筋肉の緊張が腰から全身まで伝わってしまいます。
立ち上がったとき腰回りが重いと感じる人、足のむくみに悩まされている人の多くは足指のつけ根を折って座っています。
上記を踏まえ、具体的には、以下の2パターンがオススメです。
【疲れない座り方1】
①背もたれまで深く座る
②両膝と両足首をそれぞれくっつける
③足をイスの前に置き、膝の角度を鈍角にする
④足の裏全体を地面に置く
この座り方は骨格的に女性が向いています。足首をくっつけたままなら、足の置く場所は右でも左でも構いません。見た目も上品になります。
【疲れない座り方2】
①背もたれまで深く座る
②両膝と両足首をともに開く
③足はイスの前に置き、膝の角度を鈍角にする
④足の裏全体を地面に置く
この座り方は男性向けです。正直偉そうに見えますが、「疲れにくい」という視点では最高の座り方です。どちらの座り方も、顔の位置は固定し、上半身は背骨を使って定期的に動かすようにしましょう。支持筋への負担を減らすことができます。