気づいたら最強世代に 2019年ドラフトの高卒世代が神すぎる件
昨年リーグ優勝したオリックスでは、宮城大弥が左のエースとして君臨し、昨季からショートには紅林弘太郎が定着。球団史上初の10代での2ケタ本塁打をマークしたことも記憶に新しいです。
前述のデスクは言います。
「巨人の堀田賢慎投手は入団まもなく右肘を痛め、翌春にはトミー・ジョン手術を受けるなど、同世代が華々しい活躍をする中で、悔しい育成落ちも経験しました。しかし今年のオープン戦では計10回を無失点と結果を残し、開幕ローテの座を射止めたのです。苦労した分、地に足がついており、野球への真摯な態度はあの桑田投手コーチもべた惚れだとか。菅野智之に続くエース候補として期待されています」
ライバル球団の阪神には、創志学園時代に甲子園でも活躍した西純矢投手がブレーク寸前で、虎番記者の熱視線を集めています。阪神担当記者は笑顔で言います。
「3月29日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦では5回を投げて2安打無失点と、ファームの打者では打てないレベルに進化している。今後1軍でローテーションの一角を担う可能性は、十分あるでしょう」
彼らのプロでの活躍に刺激を受けた大学3年生、あるいは今年ドラフト解禁年を迎える社会人3年目の選手たちが、さらに「負けてたまるか」と奮起して野球へと取り組む-。
その積み重ねによって、「朗希世代」は最強世代への真価を遂げていくことでしょう。
各球団、若き力の成長に、ぜひとも注目していきたいものです。
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