F1初の試み、『スプリント予選レース』とは? ルイス・ハミルトン「十中八九、エキサイティングなことにはならないだろうね」

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オーストリアGPのアルファタウリ・ホンダ(ホンダ提供)


 F1のスプリント予選では2セットのタイヤを使えることにはなっているが、タイヤ交換の義務がないことから各チームともレース距離の100キロをそのまま走りきれるタイヤを装着して、ノーピット戦略で臨む見通しだ。

 メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)は「おそらくクルマが数珠つなぎになるのではと想像する。オーバーテーク(追い抜き)するところを見たいけど、十中八九、エキサイティングなことにはならないだろうね」とし、他車と接触して順位を下げるリスクをを避けるために激しいバトルはあまり起きないとみているようだ。

 ただし、グリッド後方に沈んだ選手が一か八かを懸けて勝負に出てくる可能性はあるし、タイヤの使い方が下手な選手が後半で失速し、順位を下げるケースもあるかもしれない。

 通常の計時予選だったフォーマットが現行のノックアウト方式に切り替わったのが2006年。試験的ながら大幅に予選方式が改まるのは15年ぶりとなる。スプリント予選の成否や反響次第では来季から全面導入に移行する場合もあり、注目が集まっている。

[文/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)






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