「箱根駅伝100年目」見どころは?26年ぶりに箱根路へ戻って来た第1回優勝校とは?

タグ: 2019/12/11

【上位争い】駒大
(19年:箱根4位、出雲2位、全日本3位)

 平成最多6度の優勝を誇る名門は18年シード落ちからはい上がり、前回4位と復活を印象づけた。OBである中村匠吾(27=富士通)が9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)優勝で東京五輪代表選手に内定。いまも駒大を練習拠点にしており、現役部員には大きな刺激となっている。主力も中村大成と中村大聖(いずれも4年)のW中村コンビと、縁のある「中村パワー」にあやかりたいところ。スーパールーキー田沢廉(1年)がエース級の働きを見せており、箱根でも実力を発揮できるようなら12年ぶり優勝の可能性も十分。

【上位争い】国学院大
(19年:箱根7位、出雲V、全日本7位)

 「平成最後の山の神」となった浦野雄平(4年)が充実している。5月の関東インカレ2部では5000メートル、10000メートルで日本人トップの力走。土方(ひじかた)英和(4年)も同大会ハーフマラソンで優勝。出雲駅伝ではアンカー土方が駒大を逆転し、有力校を押しのけて初優勝した。Wエースは他校にとっても脅威の存在。前回往路3位のメンバーが全員エントリーされ、往路の優勝候補に挙がる。2人に引っ張られて戦力も底上げされており、台風の目となりそうな予感。

【ダークホース】東京国際大
(19年:箱根15位、出雲-、全日本4位)

 10月の予選会トップで、3年連続4度目の本戦出場を決めた。ケニアからの留学生イェゴン・ヴィンセント(1年)が全体の3位、伊藤達彦(4年)が日本勢トップとなる5位に入り、総合成績で2位の神奈川大に3分26秒の差をつける圧勝だった。その勢いで1週間後に行われた全日本駅伝で4位に食い込み、上位陣を慌てさせた。伊藤は7月ユニバーシアードのハーフマラソンで東洋大・相沢、駒大・中村大聖に次ぐ3位。全日本2区で区間賞を獲得した男は「箱根の2区で今度こそライバルに勝って日本人トップをとりたい」と鼻息が荒い。

【シード争い】筑波大
(19年:箱根-、出雲-、全日本-)

 1920年、前身の東京師範で第1回王者となったレジェンド校が、予選会6位突破に涙を流した。箱根創設者の金栗四三の母校でもあり、100年目の節目の大会で26年ぶりに箱根路に戻る。国立大唯一の出場で、川瀬宙夢(ひろむ、5年※)はじめ医学部生が2人、理工学部生も2人エントリーする秀才軍団。2011年に「箱根駅伝復活プロジェクト」をスタートさせ、15年にはOBの弘山勉監督(53)を招聘するなど強化策がついに花開いた。弘山監督は妻晴美(旧姓・鈴木)ら複数の女子選手を日本代表に育てた実績を持つ指導者で「予想以上に時間がかかってしまったが、我々は箱根駅伝で戦う義務がある。10位以内を目指しサプライズを起こしたい」とシード獲得を目標に掲げた。

※=箱根駅伝の参加規定は予選会、本戦含めて4回まで。医学を学ぶ川瀬は5年生でも参加資格がある。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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