野球選手の引退後、名コーチが語るセカンドキャリア
まずはパソコン教室に行ってみた
野球ばかりやってきたので、野球以外に何がしたいなんて考えてなかったんですよね。
プロ野球選手の晩年、引退する年の夏くらいから次の人生を意識し出した時に、一番最初にやったのはパソコン教室に行く事でした。まず最初にインターネットを見ることから始まり、インターネットを見ているうちにゴルフショップのフランチャイズの事を知って。
元々ゴルフをやっていたからその店には通っていたんですが、フランチャイズというビジネス体系でやっている事をインターネット調べて、それで始めました。現役時代に付き合いがあった人の縁でとかではなく、全く縁のないところに純粋に飛び込みましたね。実際に働いている人、フランチャイズでやっている人とかの話を聞きに行って決めました。その年の秋に阪神を戦力外になって、球団に残るかという話も頂いたのですが、阪神には一年しかいなかったので、自分で何かをやることを選びました。
ゴルフショップでの数年間はすごく勉強になりました。実際にお客さんに接客したりする事で、どう話したら上手くいくかとか、相手に対しての話し方、伝え方は学べたと思います。
その後、ヤクルトや阪神でお世話になった松井優典さんの誘いがあって、楽天のコーチに就任することになりましたが、野球を離れていた時代の経験が役にたったと思っています。ありがたいことに今は長く野球の仕事に関わることができていますが、それもその時代があったからこそのことです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]