近本の代役・島田海吏が躍動!チームの危機で見えた岡田監督の手腕
島田の活躍の背景には今シーズンの岡田彰布監督の采配が影響している。これまで近本、中野拓夢、大山悠輔は固定で使っていたが、それ以外のポジションは競争させていた。とりわけ、外野手のレギュラー争いは熾烈で、選手の中には「二軍に降格するかもしれない」という緊張感、「いつでも試合に出られる」という戦う準備を常に意識して試合に臨んでいただろう。高いモチベーションを意識できていたからこそ、島田だけではなく、前川やミエセスといった他の外野手も出場した際には結果を残せているのではないか。
こまめに一軍と二軍を入れ替えながら、選手を流動的に使ってきた岡田監督。その采配が近本という中心選手が抜けた状況でも、大きく戦力を落とさずに戦える要因と言って良い。島田だけではなく、ここまであまり日の目を浴びてこなかった選手の活躍が今後も見られるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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