角田裕毅との電撃交代に「少し戸惑っていた」 降格ショック直後のローソンの“悲痛な姿”をレーシングブルズ代表が激白

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 ただ、「もっと時間が欲しかった」とも語った23歳にとって、わずか2戦でチャンスを失った事実に対するショックは計り知れなかった。日本GPを前にレーシングブルズに“復帰”した当時の様子を回想するバイエル代表は「彼は自信を失っていたか? それはなかった。ただ、正直に言って、その事実を受け入れるのに少し時間がかかっていたように思う」と言葉を紡いだ。

「(チームの本拠地である)イタリアに戻ってきたリアムを最初に見たとき、少し悲しそうに見えたというのが正直なところだよ。率直にそういう印象だったんだ。非常に短い間に起きたあらゆることに対して、少し戸惑っているように見えた」

 打ちひしがれていたというローソン。いまだ経験したことがない挫折を目の当たりにし、それも必然なのかもしれない。しかし、バイエル代表は「彼は周囲の人や、(レーシングブルズの)ツールやセットアップを熟知していたし、すぐに昔のように戻っていった」と明言。「彼は素晴らしいレーサーだ。ユーモアも抜群だし、我々は再びそんな彼を目にしているところだ」と、再び上位進出を目指さんとする若武者の今を語っている。

 今季はいまだポイントを獲得できずにいるローソン。この降格ショックからどう立ち直るかは引き続き注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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