神宮を沸かせた剛腕守護神の「没落」に広まる波紋 NPB128セーブ“韓国レジェンド”が詐欺罪で懲役8か月「許すべきではない」
しかし、引退後にイム・チャンヨン氏は自らの蛮行でキャリアに泥を塗った。
現役だった2016年に賭博容疑で起訴、そして21年に詐欺容疑で罰金刑に処されていた同氏は、22年にも常習賭博で懲役6か月(執行猶予2年)と罰金300万ウォン(約19万円)の重刑を科されていた。今回の判決に対して報道陣の取材で「自分は全て返済していた。(判決は)受け入れ難い」と反論したレジェンドだが、自身の極度のギャンブル依存症がふたたびスキャンダルを招いてしまった感は否めない。
無論、韓国メディアでは“逆風”が強まる一方だ。経済紙『ファイナンシャルニュース』は「レジェンドの没落」と銘打った記事を掲載。その中でA氏がイム・チャンヨン氏から「妻の株式を処分して三日後に返済する」と言われながら、実際には返済がされなかった事実を「(返金する)意思や能力がなく、詐欺容疑が成立するには十分だった」と指摘。
さらに同紙は量刑を言い渡した裁判所の声明も紹介している。
「被告人が被害金を全額返金しておらず、許すべきではなかった。ただ、ギャンブル資金に使われることを知りながら被害者がお金を貸した点は考慮した」
いずれにしてもショッキングな出来事によって晩節は汚れてしまった。ここから信頼を回復するのは容易ではないが、48歳の名守護神はいかにギャンブル依存を克服していくのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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