楽天・田中の「隠れ勲章」 メジャーからも熱視線を集める理由とは
楽天・田中将大投手(33)の2021年シーズンが終了した。今季は23試合に登板し4勝9敗、防御率3・01。試合は作るものの、打線の援護にも恵まれずNPBで初の負け越しを許す苦しいシーズンとなった。ロッテと戦ったCSファーストステージは3戦目の先発が予定されていたが、登板機会がないままシーズン終了となっていた。
シーズン終了の翌日となった8日に自身のSNSを更新した田中はその中で「昨日、楽天イーグルスの2021年シーズンが目標にしていた所に届かず終わりを迎えました。このような大変な状況の中でも最後まで試合が無事に出来た事、サポートをしてくださった方々、応援してくださった方々には感謝しかありません! ありがとうございました」とファンに向け感謝の言葉を語った。一方で「悔しい! 俺は悔しいよ」と本音を吐露する場面も。
2013年、楽天で24勝0敗、防御率1・27という脅威的な数字を残し、チームを日本一に導いた。「優勝請負人」として古巣の楽天に復帰しながら、期待に応えられなかったことで責任感の強さを示す場面もあった。
そしてオフシーズンに入り田中の去就をめぐって、注目が高まっている。楽天と田中の契約は2年契約。ただ今年1月に行われた入団会見では「1年が終わった段階で球団とお話しする機会を設けてもらっている。どうなるか自分も分からないが、まだアメリカでやり残したことがあると思っている」と語り、今季終了後のオプトアウト条項(選手自らで契約を見直すことができる条項)が含まれていることを認めていた。