ロッテ・清水コーチが選手に試合後ミーティングで伝えている恩師の教えとは?【千葉ロッテ選手が大切にDOする言葉】

タグ: , 2019/10/12

選手にミーティングで伝えている事

 シーズン中に大事にしているのは試合後のミーティングだ。実際に試合を終えて捕手が打席に入る打者から感じた事、そして受けた投手陣のボールの状況について話し合う。選手と一緒になり試合前のミーティングとの相違を洗い出し翌日の試合に反映させる。それはまさにデータだけではなく自分の目で手に入れた情報を絞り出す作業であり試合後のミーティングにおける地道な話し合いが翌日の勝利を呼び込んできた。

 「捕手というのは受け身のポジション。だからこそ、その中で一歩引いて常に冷静でいないといけない。常に視野を広くあるためには日ごろから自分の目で確認した事が大事な判断材料となる」

 高校一年の春に恩師から教えてもらった言葉を、今は伝える側に回っている。そんな一生忘れることのない大事な言葉を伝え、プロ野球の世界に入る可能性を広げてくれた恩師は今年4月に急逝した。79歳だった。

 捕手はチームの勝敗に直結する扇の要となるポジション。指導にするにあたっては妥協なく熱意の限りを注ぐ。足で稼ぎ、自分の目で見た情報を選手に提供し、育てる。いつも胸には捕手という生涯の仕事へと導いてくれた恩師の言葉がある。

 意志を受け継ぎ、若き捕手たちに伝え続けて行く。

[文:千葉ロッテマリーンズ・広報 梶原紀章]

http://www.marines.co.jp/

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

梶原 紀章(かじわら・のりあき)

1976年8月18日生まれ、大阪府吹田市出身。東京都私立郁文館高校〜関西大学。99年に産経新聞社に入社後、サンケイスポーツ運動部に配属し、00年にオリックス担当、01年から04年まで阪神担当。05年に千葉ロッテマリーンズに入団し主に広報業務を担う。11年にはチケット営業に異動。12年7月に広報部門に再び戻り、現在は広報メディア室室長

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