トヨタ、日産、ホンダなどの自動車関連企業も医療用具の生産に着手「命に関わるモノづくりは簡単なことではないが・・・」
新型コロナウイルス感染拡大が世界的に進むなか、F1チームが人工呼吸器の開発をしていることが話題となったが、日本の自動車関連の企業も医療用具などの生産に動きだしている。
4月10日に会見した日本自動車工業会会長の豊田章男トヨタ自動車社長(トヨタ自動車提供)
「命に関わるモノづくりは簡単なことではない」
4月10日には自動車工業4団体による合同会見が行われ、日本自動車工業会会長の豊田章男トヨタ自動車社長が自動車メーカーによる人工呼吸器の製造について「自動車も人命に関わる製品ですので命に関わるモノづくりが、どれだけ難しいかを我々は理解しています。簡単なことではありません。まずは、医療機器を作っている方々のところに行き、その生産を一つでも増やせるような、生産工程の改善など、我々のノウハウが活かせるサポートを始めてまいります」とのメッセージを発した。
トヨタでは愛知県の貞宝工場で、試作型による医療用フェイスシールドの生産を進めており、週500~600個程度から、生産を目指している。同社系の部品メーカーの東海理化(愛知県)も工場のある愛知県豊田市に自社製作品などを寄付した。トヨタのグループ企業のデンソーやトヨタ紡織でも社内で必要なマスクを自社生産している。
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