ベガス帰還戦でも揺るがぬ“優位” 井上尚弥の絶対性を物語る敗れし者の言葉「イノウエが負けるなんて微塵も思えない」

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ラスベガスのリングに舞い戻る井上。その強さに脚光が集まっている。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 日本が生んだ“怪物”が、ラスベガスのリングに舞い戻る。現地時間5月4日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで、WBA同級1位のラモン・カルデナス(アメリカ)の挑戦を受ける。

【動画】鋭く、重いミット打ち 井上尚弥が米再上陸後に見せた練習風景をチェック

 ゴングの瞬間が間近に迫り、緊張感や盛り上がりも高まっている。ボクシング界屈指のビッグマッチが組まれるメキシコの記念日「シンコ・デ・マヨ」で実現した一戦とあって、21年6月のアラン・ディパエン(フィリピン)戦以来となるラスベガス帰還を果たす井上本人も「凄い期待値を感じる。だから自分の中でもモチベーションとし、それだけの試合をお届けしたい」と意気込んでいる。

 もっとも、世間の下馬評は「井上の勝利」という声が大半を占めている。カルデナスも直近の14戦は全勝(5KO)と一定水準を兼ねるボクサーではあるものの、各国メディアのパウンド・フォー・パウンドのトップを争っているモンスターの牙城を崩すとは言い難い。

「結果こそすべて」と言われる異色の世界にあって、29戦無敗、26KOという戦績は、井上の偉才ぶりを物語る。文字通り敵なしと言える強さを誇示し続ける男の凄みは、彼と拳を交わし、キャンバスに沈んでいったライバルたちの言葉からも滲み出る。

「両手に石を持っているかのようだった」

 米格闘技専門メディア『Uncrowned』で、しみじみとぼやいたのは、元WBA世界バンタム級王者だったジェイミー・マクドネル(英国)だ。2018年11月に井上と対峙した名手は「初めて彼を見た時は13歳の子どもに見えたんだ」と第一印象を正直に告白。その上で、わずか1回で勝負が決したリングで体感した衝撃を打ち明けている。

「イノウエのパンチは本当にハードだ。減量の厳しさはあったけど、彼とは対格差を感じていた。けど、それでも彼は俺を打ちのめした。もし、1ラウンドでKOしていなかったら、俺は終わった瞬間にリングから引きずり出されていたと思う」

 当時10年間無敗を誇っていたマクドネル。そんな“絶対王者”に沈めた井上のポテンシャルは、まさに異次元と言えよう。

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