ケガのリスクが付きまとうヘッドスライディング ファンは見守るしかないのか
ヘッドスライディングでケガをするケースは後を絶たない。過去には柳田悠岐(ソフトバンク)、坂本勇人(巨人)といったスター選手も走塁中のヘッドスライディングが原因で、シーズンの一部を棒に振ったことがある。
一塁に駆け抜けた場合とヘッドスライディングした場合の速さが近年検証されているが、それぞれで違いがあり、どちらが優位かは言いづらい。大差がなければ、ケガのリスクを考えて選ぶのが賢明といえそうだが、プロ野球ではいまだに一塁へ頭から飛び込む姿がある。
とくにスパイクで手を踏まれる危険性が高い一塁へのヘッドスライディング。見る側には、高校野球のような必死さや1球への執念が伝わる。微妙なタイミングで、審判の判定を有利にしたい思惑もあるだろう。だが、次代を担う子どもたちは、プロのマネをする。アマ野球では禁止するチームもあるなか、プロ野球ではケガにつながるリスクのあるヘッドスライディングを、今後もドキドキしながら見守るしかできないものだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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