佐々木朗希、CS登板に間に合うか 一軍練習に本格的に合流
ロッテは投手王国でもある。先発陣も西野勇士、小島和哉、種市篤暉と3人が好調で、他に前巨人のメルセデス、ベテラン美馬学がいる。上肢のコンディション不良で開幕投手を辞退し、開幕二軍スタートとなったエースの石川歩も二軍で順調に調整登板を重ねており、シーズン終盤に一軍復帰する期待も高まっている。
そのため、佐々木朗を抜きにして先発ローテを組んでも問題なさそうだが、オリックスの独走を許している状態でリーグ優勝は難しい情勢。やはり10月のクライマックスシリーズ(CS)が勝負どころと見据えているようだ。特にCSは短期決戦だけに、先発は能力や実績の高い投手をつぎ込んだ方が計算がしやすい。佐々木朗が仮に5回100球しか投げられなくても、そこまでに試合をつくることができれば、益田、ペルドモといった救援陣で乗り切ることもできる。
そのほか、来季に向けて試合勘をできるだけ鈍らせないようにあえて終盤戦に登板させたいのでは、との指摘もある。来季は開幕投手に起用することも考えられており、2月のキャンプ中の実戦まで、7か月近く登板機会がないのはさすがに心もとない。
もちろん、無理は禁物だが、日本一を目指すには駆り出さざるを得ない人材でもある。今季中に実戦復帰させるかは指揮官の決断次第だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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