防御率8点台でも「奥深さがある」 オリオールズ地元紙が説いた藤浪晋太郎のトレード成立の舞台裏

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 さらに『The Baltimore Banner』は、オリオールズが差し出したイーストン・ルーカスについて「マイナーで実績は残してきたが、(MLBの)有望株トップ30に入るような選手ではなかった」と指摘。26歳の若手左腕の見返りとして藤浪が「比較的リスクが低い選手だった」とトレードが実現した舞台裏を読み解いた。

「いま、オリオールズは見過ごされそうになっていたピッチャーの可能性を最大限に引き出すことに熱心に取り組んでいる。そのなかで平均球速が99.6マイル(約160.2キロ)を記録するフジナミの速球はとくに光ものがあった。

 リスクは、オリオールズがポストシーズン進出争いを繰り広げるなかで、フジナミが今夏に披露しているパフォーマンスを続けられるかどうかだけだった。マイク・イライアスGMは、そのリスクに賭けるだけの十分な価値がフジナミにはあると判断したのだ」

 全チームが勝率5割を記録する激戦区であるアメリカン・リーグ東地区で、堂々の首位に立つオリオールズ。長く続いた暗黒期から脱しようとしている古豪で藤浪がいかに貢献するかは実に興味深いところだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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