エンゼルス・大谷 まさかの自己ワースト7失点KO、ホロ苦登板となった裏にある『3つの理由』とは
2つ目が配球の問題。いきなり3連続四球と立ち上がりに苦しんだが、決め球スプリットをうまく使えなかったことも要因に挙がる。この日は空振り三振に仕留めた6番打者、オドールの場面で初めてスプリットを使用。1番からの3連続四球となった場面では1球もスプリットを投げていなかった。直球とスライダーの組み立てで投球が単調になっていたことも傷口を広げたことは否めない。
最後は当然、二刀流の影響だ。ここ2試合で3発と爆発的な打撃を見せる一方で、打者としてフル出場していた大谷の体の負担は相当なものがあったと想像される。
また、大谷の二刀流起用はチームのマネジメント面での「問題」も浮き彫りにした。この日は「1番・投手」として起用だったが、初回降板、交代となったことで、その後の攻撃にも影響を及ぼした。
マドン監督は「大谷降板後は1番打者として守備に入る可能性もある」としていたが、戦略に幅を持たせたことが、想定外のアクシデントにより逆に足かせとなった。
捕手・スズキのパスボール、単調な配球の組み立てなども、この歴史的降板の一因だったが、『投手・大谷』のパフォーマンスがあまり良いものでなかったことは明らか。
このほろ苦登板の結果を次にどう生かせるか。大谷の挑戦は続いていく。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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