巨人・中田 一軍復帰! 期待される岡本、丸への「2つの好影響」とは
ポイントゲッターの5番不在の中、自分が決めようと思いすぎるがあまり、打撃不振に陥っていると見る。実際に岡本は11日に中田が降格となってからの7試合で27打数4安打の打率1割4分1本塁打と急ブレーキ。そこを5番に入った中田が本来の勝負強さを発揮できれば、相乗効果で岡本も復調できると見る。
もう1点、期待されているのは「丸のフォロー役」だ。中田と丸は1989年生まれ、32歳で同級生。「スガコバ」の菅野、小林も同じ89年生まれで巨人の中核を担う「花の89年生」だ。
9月に入ってチームの勝ち星が遠ざかる中、大きくクローズアップされたのは、丸の不振だった。最近は代打や守備固めでの起用が続いていたが、チームが8―1と大勝をおさめた19日の阪神戦(甲子園)では久々に「6番・中堅」でスタメン出場。しかしその試合でも第1打席こそ右前打をマークしたが、その後は2打席連続の空振り三振、二ゴロ、空振り三振と5打数1安打。原監督も直接指導を行ったりと手をつくすが、上がり目が見えてこないとあって、首脳陣も頭を抱えている。
そこで同級生・中田の出番だ。
「中田も降格前は打率1割台と極度の不振に陥っていたが、二軍で打ちまくって自信を取り戻した。昇格後、中田がバンバン打ち出せば、丸も『よし、俺も!』と気合が入る。経緯は違うが、同じ移籍組として、常勝軍団で戦う苦しみも分かちあえる。同級生コンビで盛り上げてほしいですね」(同)。不振にあえぐ丸の盛り上げ役としての期待がかかる。
現在、首位の阪神を2・5ゲーム差の3位で追う巨人。逆転Vには中田の様々な側面での活躍も欠かせないピースとなりそうだ。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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