“キック界の王子”白鳥大珠が武尊の闘い方からヒントを得た!?「だからスターになっていくんですね」
――この話は武尊選手から聞いたんですけど、なぜ武尊選手がKOを取るのかを聞いたら、要はK-1には地上波がないから、注目を集めるためにはKOを取るしかないと。
「うーん…」
――しかもチャンピオンになった時に判定勝ちを狙ったら、逆に苦戦したので、自分が勝つためにはKOを取りに行くスタイルじゃないとダメだと気がついたと。
「なるほど」
――そういう話を聞いて、白鳥選手はどう思うものですか?
「いろんな選手の考えはありますから、それが正解とは言えないですけど、僕はそこの気持ちはホント大事だなあと思いますね」
――気持ちですね!
「自分にも必要な部分だなあと思いますね。だからそんな話を聞けてよかったっスね」
――それはよかった。白鳥選手の完全復活に向けたヒントがありましたかね?
「ええ。やっぱりあそこまで行くのって、ただ勝っているだけじゃなくて、なにかしていかないとダメなので」
――そうですね。
「やっぱああやって見せて、倒して、勝ち上がっているっていう。だからああやってスターになっていくんですね」
――武尊選手は相手に打たれることを前提にして、相手の間合いに入って打ち勝つと。
「武尊選手は相手を怖がってないですもんね。(打撃を)もらうことを。そこはちょっと強いッスよ」
――肉を切らせて骨を断つみたいな。
「そうッスね」
――あと約2カ月ですけど、まだ本格的なモードには入ってませんかね?
「いや、もうそこに向けてやらないとって感じですね。そこだけを見てって感じです」
――今回、もし出られない、となった時のことを考えたら、今は絶対にモチベーションが上がる気がしますけど、どうでしょうかね?
「悔しいでしょうね」
――実際、出られない選手もある一定層はあるわけだし。
「会場なりテレビで見るわけじゃないですか。そしたらめちゃめちゃくやしいと思いますね。だから出られたからには、それなりのものを見せていかないとっていう気持ちはあるので楽しみですね」
[文:Show大谷泰顕]
【PHOTO】「天が二物を与えた」格闘家 キックボクシング 白鳥大珠を特集!
【関連記事】皇治が語る武尊と天心「武尊は『男として強い』天心は『アスリート』」
【関連記事】無敗の男・那須川天心に堀口恭司「彼が負けるとするならば・・・」