「追いロジン」で注目の日ハム・伊藤より前から「ロジンの妖精」の愛称を持つ選手とは?
東京五輪が終わり、いよいよ再開したプロ野球ペナントレース。その初戦となった13日、ソフトバンクと敵地・PayPayドームで対戦した日本ハムは、0-3と完封負けを喫し、後半戦白星スタートとはならなかった。
前半戦終了時点で首位と10ゲーム差の最下位と低迷している日本ハム。追い上げを見せたい勝負の後半戦、「開幕投手」を任されたのは、プロ6年目の加藤貴之投手(29)だった。
ここ数年はショートスターターとしての役回りを任されていた加藤だが、今年は先発一本化。好投ながら援護に恵まれないこともあり、ここまで3勝にとどまっているものの、上沢直之投手(27)らとともに開幕からローテーションの一角を担い、投手陣を支えている。
その加藤は初回、対戦打率4割と相性の悪い柳田にレフトへ2ランホームランを許すと、3回には松田にソロホームランを浴びるなど、試合前まで今シーズン対ソフトバンク防御率1.80と高相性のソフトバンク相手に5回3失点。味方打線も好投を続ける石川から得点を奪えず、終わってみれば西川の放った1安打のみ。今シーズン自身6敗目を喫し、チームも後半戦白星発進とはならなかった。
先日幕を閉じた東京五輪では、チームメイトの伊藤大海投手(23)が日本代表を金メダルへ導く活躍を見せた。
その伊藤は、準決勝の韓国戦で、相手選手からロジンの付けすぎを指摘されたことをきっかけで「追いロジン」が話題に。一部ファンからは「ロジンの王子」とも呼ばれるほどだった。