もう大丈夫!阪神の連敗ストップに光ったサトテルの「献身プレー」と岡田監督の「妙手」
先発はこちらもファームからの復帰組となる伊藤将司。途中、打球が足に当たるアクシデントもありながら、7回5安打1失点、100球の力投で復活の舞台を飾った。
投打がかみあっての全員野球で連敗ストップとなった試合。勝利をたぐり寄せたのは岡田監督の絶妙な起用にもあった。
二軍調整を続けていた佐藤輝明の昇格をめぐっては慎重な姿勢を崩さなかったが、いざ昇格となれば起爆剤になって欲しいと声がけ、指揮官自ら、歩み寄った。
試合前には異例の全体ミーティングを行い、ナインを鼓舞した。6日の試合では、楽天に屈辱の3連敗を喫し、最大7あった貯金が0になる非常事態を迎えていた。試合後は貯金0となったことで「明日から開幕」と1からの出直しを求めていたが、節目の声がけという"妙手"も効き、ナイン一丸となって勝利に結び付けた。
主砲不在などチームのピンチは続く。ただこの日の戦いを見れば、確実に光が差し込んだ。日本一チームの反撃が始まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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