【RIZIN】勝敗のポイントは「距離感」皇治・白鳥大珠ら出場キックトーナメントの戦評を「ネクスト天心」こと田丸辰が語る!
勝敗を分けたポイントは「距離感」
想定外の結果となった1回戦ではあったものの、協議の結果皇治VS白鳥で行われた決勝戦。状況は違えども互いにノーダメージで迎えた試合となったが、両者の戦いを
「白鳥選手が一度ダウンを奪い、本当に上手く戦っていたという印象ですね」
と振り返る田丸。そのダウンが大きかったと話すが、今回勝敗を分けたポイントについてこうコメントしている。
「皇治選手が前に前に入ってくるのに対して、白鳥選手は入ってきた分だけ下がるという距離感をすごく意識して戦っていたように感じました。そこの距離感というところで、白鳥選手がうまかったのかなと。皇治選手も前に出てきていましたが、基本的に白鳥選手の距離で戦っていた感じに思えました。ダウンを奪った場面では皇治選手が得意としている近い距離から、自分の距離を使ってフックを打つという持ち前のボクシング技術が光っていたように感じましたね」
序盤からダウンを奪われクリーンヒットも多かったものの、持ち前の打たれ強さを発揮して3Rを戦い抜いた皇治。
この点について田丸は
「打たれ強さももちろんですが、気持ちも強いですよね。ダウンを取られても前に出るし、本当気持ちの強い選手だなと思いましたね」
と、皇治の気持ちの強さについて改めて感じたと口にした。
決勝戦では1Rのローブローや3Rのバッティングにより2度に渡り試合が一時中断される場面も見られた。特にダウンを奪われ攻め続けられていた皇治にとって1Rのインターバルというのは有利にはたらき、結果としてその後持ちこたえられたことにも繋がったように思えたが、この局面での試合一時中断について田丸は、自身の経験も踏まえこう語る。
「自分にとっていい流れができている時に試合が止まってしまうと、流れも止まってしまい、また一からだという感じはあります。ただ、選手によっては試合が止まっても関係ないという人もいると思います。まあでも、自分の流れができている時に試合が止まるのは、あまりいいことではないかなと思いますね」
今回不測の事態はあったものの、「RIZIN」のメインという舞台で行われたキックボクシングの試合。少なからず格闘技ファンにその魅力が伝わった部分もあっただろう。
来月には自身が出場する「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」も控えている田丸。最後に、そのトーナメントでどのような盛り上がり、そして試合を見せたいか聞いた。
「出場する8人全員が、最強と言われていたようなトップクラスの選手たち。トップレベルの技術や53kg級でしかみせられないスピード感というところを楽しんでもらえたらなと思っています。その中で僕が頭一つ二つ抜けているといったことをみせていきたいですね」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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