どうする、どうなる侍ジャパン、巨人・菅野辞退で早くも窮地に―
巨人は3日、東京五輪日本代表「侍ジャパン」に内定していた菅野智之投手(31)がコンディション不良を理由に出場を辞退すると発表した。菅野は1日の広島戦を3回途中4失点で降板、その後、今季4度目の登録抹消をしており、動向が注目されていた。
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辞退した菅野は「1人の野球人として、オリンピックのマウンドで投げることは大きな憧れであり、目標のひとつでした。辞退することになり、本当に残念でなりません」とコメント。今季の菅野は開幕戦で脚の違和感を訴えたことから始まり、右ヒジの違和感を訴えるなど、満身創痍(まんしんそうい)の状態だった。
一方で五輪本戦まで1か月を切った野球の日本代表「侍ジャパン」にとっても非常事態だ。これで辞退者は広島の会沢、巨人の中川に次いで3人目となった。内定発表者の会見時にも稲葉監督はコンディショニングに不安を残す選手が多く選ばれたことに対して「残り1か月ある。調子を上げてくれるでしょう」と信頼の言葉を語っていたが、ここまでくると『見込み不足、リサーチ不足』も否めない。SNS上では「菅野の不調は素人目にも明らかだった」「選ぶ側の問題もあったんじゃないか」と選考に批判が噴出した。
侍ジャパン側にとっても、楽天・田中と並ぶダブルエース候補ととらえていただけに菅野の復調をギリギリまで待っていたが、願いは叶わなかった。会沢の代役には阪神・梅野が追加招集され、中川の代役には故障明けのソフトバンク・千賀の名前が挙がっているが、菅野の『代役』は果たして誰が務めるのか。国際大会の経験豊富で、年下の選手のまとめ役も期待されていただけに影響は大きい。3大会ぶりに野球が五輪競技として復活、自国開催で悲願の金メダル獲りを狙う稲葉ジャパンに戦う前から黄信号が点滅だ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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