チャンピオン争い中のフェルスタッペンとハミルトンが「相打ち事故」で両者リタイア 九死に一生を得たのは〇〇のおかげ?!
ハロに守られて無事にマシンを降りたメルセデスのルイス・ハミルトン(ダイムラー提供)
当初は不格好さが不評で、米インディカーは透明スクリーンが装着されたキャノピー型のウインドスクリーン方式を採用したほど。それでもドライバーの命が何度も救われており、昨年のバーレーンGPでも当時ハースのロマン・グロジャンが高速でコントロールを失い、路肩のガードレールをぶち抜く炎上事故に遭遇したが、ハロに守られたおかげで軽傷で済んだ。
ハミルトン、フェルスタッペンとも自力でマシンから脱出して事なきを得た。が、レース後は事故についてイタリアGPの審査委員会による審議が進められ、「主にフェルスタッペン側に過失責任がある」として、フェルスタッペンに対して次戦ロシアGPでの3グリッド降格処分が下された。ハミルトン側におとがめはなかった。
フェルスタッペンはリタイア後に報道陣に「逃げ場がなかった。接触しないよう僕がコースの端によけなければならない状況だっった。彼が寄せてきた」と説明していたが、強引なドライビングがあったことは審査委員会の裁定でも明らかだ。
ハミルトンも接触事故の後に「彼はそばを歩いて通り過ぎるだけだった」とフェルスタッペンが何も声をかけず、救護措置を怠ったことを大いに失望しており、シーズン終盤へ向けて大きな禍根を残した形となった。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
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