「早くがんばらないとどうにもできなくなる」サヨナラ負けの阪神に足りない事とは!? 「日本一の投手コーチ」佐藤義則氏が分析

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 眠れる虎たちはいつ目覚めるのか。

4月20日に行われた阪神対DeNAの試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神タイガースや、日本ハムファイターズなどで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。

【動画】2022年4月20日【 阪神 vs DeNA 】 佐藤義則氏のワンポイント解説
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 20日に横浜スタジアムで行われた一戦は両軍の投手陣が奮闘し9回を終えて0対0の接戦に。迎えた延長10回裏、DeNAの先頭打者ソトが第3号となるサヨナラホームランをライトスタンドに放ち試合を決めた。

このサヨナラ負けで阪神は3連敗となり、球団ワーストを更新するビジター11連敗、借金は15にまで膨れ上がった。巨人戦で見せた2連勝の勢いは完全に影をひそめてしまった印象だ。

この試合を見て感じたことについて佐藤氏は、

「延長サヨナラ負けと悔しい負け方をしたが、今日褒めるのであれば小川のナイスピッチング。このピッチングを助けてあげられなかった打線に一言いいたいじゃないけども…。小川君に勝たせてやりたかった試合でした」

と、先発し7回2安打無失点と試合を作った阪神・小川の投球を褒め称えるとともに、その素晴らしい投球内容に応えることができなかった阪神打線にがっかりした様子。ただ、DeNAの東の投球も素晴らしかったと相手投手を褒める場面もあった。

チームの得点圏打率が両リーグワーストの1割9分とつながりを欠く打線については、

「ノーアウトで佐藤(輝明)君とか出るんだけども、バントとか右に打てないというバッティングになってしまい、ランナーを進められない。そういう所に点を取れない弱さがあるのかなと思います」

と、初回に先頭の中野が二塁打で出塁しながら、2番に入る佐藤輝明を含め、続く近本、大山も塁を進められなかった点を問題視。ここまでつながりを欠くようであれば、各選手が送りバントや進塁打をしっかり決めるなどのチーム打撃が大事になってくると説いた。





さらにサヨナラの場面についても

「ライトに打たれるのはピッチャーの失敗じゃないと思うんだよね。狙って打ったようには見えなかったし、見逃せばボールになる球。振ったらバットに当たったような風に見えて、打ったバッターも入ったと思ってないような感じだったしね」

と、あくまで阪神・浜地の投球は悪くないとしながらも、延長戦ではホームの力が味方したという見解も見せた。

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