自分に合った運動中の呼吸法を身に付けよう「腕振りお助けアイテム」 試用レポート
『振り子くん』 trial report No.3
1.#3 trial日時
2020年10月18日 pm1:15 ~ pm4:28
2.目的
『振り子くんジョギング』での心拍数や血中酸素飽和度(以下SpO2)の実状を知る。
新しい身体的,精神的な変化を確認する。
3.方法
1. 振り子くんとリング式パルスオキシメータ(以下RO2)を装着してジョギングする。
2. 肝要なのは親指を振り子くんのplatformに置き続ける事。
3. ジョギング終盤に疲労を感じて来たら、グーパー運動でリラックス。
前回実感した振り子くんの握り直し効果を図る。
4. 測定データは専用のスマホアプリに転送して解析する。
5. 初めてRO2を装着してジョギングした時(2019年6月16日)と似たコースを走って、データ比較する。
『振り子くんジョギング』の最中でも使えるパルスオキシメータを装着する
全長約20km 黄色矢印:start&goal point 赤色矢印:今回のコース
4.結果と考察
【黄】
自律神経のバランスを整えるため、ストレッチ運動の最中は呼吸(特に呼気)を止めずに深呼吸する事を心掛けている。しかし、SpO2 が90%を下回る事を確認した。
【赤】
全体的に言える事だが、約5分周期で脈拍数の大きな変動がある。脈拍数の上昇とSpO2 の下降のタイミングが一致する時間帯があった。【黒】
【濃赤】
・より効果的なジョギングを楽しみたいと思い、末梢血管の血流を促す効果を期待しつつ、用所で手のグーパー運動を行った。
左脚を出したら右手は前に出る。その時グー 。同時に左手は後ろに引いてパー。
右脚と左手も同じようにして、両手のグーパーを交互に繰り返した。
・呼吸法はいつものペース(3歩進んで1回呼気 or 吸気の繰り返し)を保った。
今回も通常通りの柔軟運動を行った。自己流の動的ストレッチをメインとしたメニューである。両腕をクロスさせて上半身を回転させる運動は、どうしても呼吸が止まってしまう。その結果としてSpO2の下降で確認できた。
振り子くんのplatformに親指を置く ≪振り子くんジョギング≫ は、そこが腕の振り子運動を助長する力点(意識的に親指で押す、力を込めるのではない)となり、腕を振る動作に係る筋肉がスムーズに連動しているように思える。腕(肘)を後方に引く力とplatformから加わる力のベクトルが重なっているのでは。
今回も呼吸法にあまり拘らずに走った。振り子くん提供者から呼吸法についてのレクチャーを思い出し、自分がジョギングの際に行っている呼吸方法を意識してみた。脚を一歩踏み出す度に1回、呼気または吸気を連続2回ずつ(ハーハー、スース―の繰り返し)だった。
グーパー運動した後に振り子くんを持ち直したことで、ジョギングへの意欲がリセットされて、改めて わくわくしながらヤル気が起きて来た。
今までの経験から、一旦止まって再度走り始めること(インターバルジョギング)は辛くて嫌なことと思っていた。今回敢えて試みたところ、一連のジョギングの終盤でも約15分間継続できた。これも振り子くんの賜物のようだった。
「振り子くん」有無の比較
・装着しない場合は脈拍数とSpO2の変動周期が長く、各パラメータの数値の高低差が大きく(粗く)、装着した場合は短く小さかった(細かい)。この違いは一歩一歩前に踏み出す際のからだの安定性(振り子くんによる安定した推進力)が原因なのか?残念ながらこのRO2に搭載されている体動センサーの特性や精度では調べることができなかった。それともステップと呼吸のタイミングの同調性が関与しているのだろうか?
・脈拍数とSpO2の変動が小さくなるということは、「振り子くんジョギング」には身体的負担を軽減する効果があると思ってよい!?
5.今後の予定
ジョギング前のストレッチ運動では、今まで以上に「深呼吸」に留意すること。
次回は特に呼吸法に注意してみたい。「ハーハースース―呼吸法」を終始維持しながら脈拍数やSpO2の変化を観察する。
つづく
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。