「いつ」食べるかが健康のカギ!時間栄養学とは
体内時計を整えるカギは「朝食」と「光」
体内時計を整えるには「朝食」と「光」により、ずれをリセットすることが大切だと考えられています。
もともと、体内時計をリセットするには、起床後に光を浴びることがもっとも大切と考えられていましたが、近年では朝食の役割にも注目が集まるようになりました。
光は体内時計の中心となる「主時計(中枢時計)」を調整する役割がある一方で、朝食は末梢に存在する「末梢時計」を調整するという別の役割があることがわかってきています。
一口に“リセット”といっても、それぞれ役割が異なるのです。
主時計と末梢時計のずれが起きることも、体内時計を乱す原因となるため、光と朝食はセットで実践することが大切です。
なんとなく「朝食抜きはよくない、太る」「夜遅くに食べると太る」というぼんやりとしたイメージはありましたが、時間栄養学の研究が進むにつれ、科学的に根拠が証明されつつあります。これからは「いつ食べる?」も意識しながら、健康づくりやダイエットに取り組んでみてくださいね。
【参考・参照】
(※1)Daniela Jakubowicz 1, Maayan Barnea, Julio Wainstein, Oren Froy ,“High Caloric intake at breakfast vs. dinner differentially influences weight loss of overweight and obese women”,Obesity (Silver Spring). 2013 Dec;21(12):2504-12.
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 時間栄養学<https://www.naro.go.jp/laboratory/nfri/introduction/chart/0203/chrononutrition.html>(最終閲覧日:2023/1/28)
臨床栄養 時間栄養学の最新エビデンス 136巻3号 医歯薬出版 2020年
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2023年2月9日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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