しつこい疲れの原因は脳にある!?頭をスッキリ掃除する方法を医師が解説
その疲れ、年齢のせいにしていませんか?
夜になっても頭がさえて寝られないということ、ありませんか?
慢性的な疲労は、病気の原因となるかもしれません。
そこで、みやま市工藤内科院長・工藤孝文先生のYouTubeチャンネルより、疲労についてご紹介します。疲れの症状や対処法を知ることは、病気の予防や生活の質向上にもつながります。ぜひ参考にしてみてください。
【関連記事】そのめまい、メニエルかも!?メニエル病のメカニズムとストレス
Q:「疲れという症状」について、教えてください
A:疲れは、頭(脳)の疲れと体の疲れがあると思っています。体の疲れであれば、休養(睡眠)したり、疲労回復に役立つ鶏肉を食べたりすることで回復することが多いです。
つまり休養で疲れが取れれば、体の問題。体が疲れやすい時は、女性の場合は貧血や鉄不足を疑ってもいいかもしれません。高齢者ならば、心不全を起こしている時は体が疲れやすい。中年になると糖尿病も疲れが取れず、ものすごく体がだるくなります。疲れが歳のせいだと思っている人は、一度、血糖値を測ってもらいたいですね。
Q:脳の疲れとは?
A:いろいろありますが、一般的な経過はオーバーワークから起こります。仕事のしすぎ、自分のキャパを超えている、脳がオーバーヒートするような状態ですね。こういった状態が脳疲労の始まりで、仕事の容量を減らさないといけない。ストレスに対してアドレナリンが対処している間は良いのですが、夜、頭がさえて寝られないというのが脳疲労の最初の症状。疲れと逆のように感じますが、これが病気の始まりです。この状態で抑え込めら
れるのが一番良いですが、続くと、鬱や自律神経失調症を発症したりします。脳疲労は、このように進むことを知っておくことが大切ですね。