新年会が増える今の時期にこそ知りたい!二日酔い防止に効く食材といえば・・・

タグ: , , , 2022/1/7

二日酔いには効果的な食材は・・・

アルコールで1番厄介なのが、二日酔いや悪酔いだろう。

ひどい二日酔いを経験して、「もう二度とお酒は飲まない」と誓いを立てた人は少なくないでしょう。

繰り返しになりますが、アルコールを飲んだあと、二日酔いになるメカニズムについておさらいしましょう。

アルコールを飲むと、その大部分が肝臓で代謝されます。

そこでアルコール脱水素酵素(ADH)によって毒性の強いアセトアルデヒドに分解され、アセトアルデヒ脱水素酵素(ALDH)によって、無害な酢酸に分解されて、水と二酸化炭素になり、尿と呼気として排出されます。

この代謝のプロセスが速やかに行われ、体内のアセトアルデヒドが、なかなか酢酸に分解されず、たまってしまう人がいます。これが、二日酔いを引き起こすのです。

そのため、よく言われる「迎え酒が二日酔いに効く」などもってのほか。

アセトアルデヒドがたまっているところに、迎え酒でそれを増やしているだけなのです。

アルコールの代謝に欠かせないADHとALDHを働かせるために欠かせないのが、ナイアシンです。

ナイアシンは、ビタミンB群の一種ですが、実は体内でも作られています。

材料となるのは、トリプトファンというアミノ酸の一種。トリプトファンはレバー、牛乳、チーズ、まぐろなど動物性タンパク質に多く含まれているため、普段から動物性タンパク質を十分にとっておくことは、二日酔い防止に結びつくといえるでしょう。

実際、動物性タンパク質を豊富に摂取している人は、ナイアシンが減りにくいこともわかっています。

また、別の記事でもお伝えしたように、飲んだ翌日のだるさや疲労感は、乳酸の影響や、夜間低血糖が考えられます。

ビタミンB群を摂取することでアルコール代謝を高め、乳酸の蓄積を防ぐこと、また乳酸の発生を防ぐためにつまみは糖質を控えること、寝酒や迎え酒をしないといった対策が必要となってきます。

継続してお酒を楽しむためにも知っておきたい二日酔い防止方法、ぜひ取り入れてみてください。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]





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【著者】
溝口 徹(みぞぐち・とおる)

福島県立医科大学卒業後、横浜市立大学病院、国立循環器病センターを経て1996年辻堂クリニックを開設。

2003年には日本初の栄養療法専門クリニック・新宿溝口クリニック(現・みぞぐちクリニック)を開設。

精神疾患ほか多くの患者治療にあたるとともに、患者や医師向けの講演会も行っている。

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