肝機能の数値が高いといわれたら?原因となる生活習慣や改善のポイント4つ
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健康診断で肝機能の数値が高いことを指摘された場合、どのように改善していくとよいのでしょうか。肝機能の数値が高くなるのはさまざまな原因がありますが、お酒の飲みすぎや食べすぎなどの生活習慣が原因となることもあります。
今回は肝機能の数値を高くしてしまいやすい生活習慣や、改善のためのポイントを4つ紹介します。
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肝機能の数値を高くしてしまいやすい生活習慣
健康診断では、主にAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP(γ-GT)の数値を測定し、肝機能の状態を判断しています。これらの数値は、お酒の飲みすぎや食べすぎなどの生活習慣が原因で高くなることがあります。
肝機能の数値が高い状態を放置してしまうと、肝炎や肝硬変に進行して肝臓の働きをさらに低下させたり、肝がんの原因なったりする恐れがあるため、早めの対処が必要です。
どのような生活習慣が関連するのか、2つ見てみましょう。
お酒の飲みすぎ
お酒を飲みすぎる習慣を長く続けていると、肝機能の数値を高くする原因となります。肝臓はアルコールを分解する働きがあるため、お酒をたくさん飲むと、肝臓に負担がかかり続けてしまうのです。
お酒の飲みすぎが原因と考えられる場合、解毒作用に関わるγ-GTPの数値が高くなる傾向があります。
食べすぎ・肥満がある・運動不足
お酒をあまり飲まない方でも、食べすぎの習慣がある場合や、肥満がある場合、運動不足の場合は肝機能の数字が高くなりやすくなります。
摂取カロリーの多い状態、または消費カロリーが少ない状態が続くと、肝臓に中性脂肪がたまってしまうことがあります。これは、いわゆる「脂肪肝」の状態です。肝臓の細胞が壊れてしまうため、肝細胞に含まれるASTやALTの数値が高くなります。
特にALTは、肝細胞に主に存在し、ほかの細胞にはあまり含まれません。そのため、ALTが高い場合は、食べすぎや肥満の生活習慣が関連している可能性が考えられます。