ストレスはダイエットの大敵!「1日3分マッサージ」で解消しよう!

タグ: , , 2024/8/20

頭はストレスでこりやすく、心身のさまざまなトラブルのもとになる

しかし、それと同時にやっていただきたいのが、頭のマッサージです。

人がストレスを受けると、頭の筋肉が疲労し、こりが生じますが、頭のこりは、首や肩のこりに比べて自覚されにくく、放置されがちです。

その結果、頭の疲れや頭痛などが悪化し、それがさらなるストレスとなる可能性があります。

しかも、脳には、体の状態をコントロールするという働きもあります。
硬くなった頭の筋肉、つまりこりが、頭の血管やリンパ、神経などを圧迫すると、体の情報をキャッチしたり、体に指令を出したりすることがスムーズにできなくなります。

たとえ、もともとのストレスが解消されても、頭がこったままだと、心身にさまざまなトラブルが起こり、やはり新たなストレスが生まれてしまう可能性があるのです。

こうした「疲れとストレスの悪循環」を断ち切るためには、頭の疲れや頭痛を遠ざけたり、血液やリンパ、神経伝達物質などがスムーズに流れるようにしたりする必要がありますが、そこで有効なのが、頭のマッサージです。

頭のマッサージには、重要なツボを刺激し、ストレスによって乱れた自律神経のバランスを整える効果もあります。

以前にも1回3分でできる頭のマッサージをご紹介しましたが、ここで改めておさらいしてみましょう。

▼耳の上のマッサージ
両手の指の第2関節を曲げ、薬指と小指の第2関節を耳の上にぐっと押し当てます。そして、耳の上を、3段階に分けてマッサージします。
1段階につき10数えるくらいの長さを目安にしましょう。

①耳のすぐ上に手をおき、薬指と小指の第2関節をぐっと押し当てます。そのまま10数えながら、グリグリと上下に細かく手を動かし、マッサージします。

②手の位置を少し上げ、薬指と小指の第2関節をぐっと押しあてます。
そのまま10数えながら、グリグリと上下に細かく手を動かし、マッサージします。

③手の位置をさらに少し上げ、薬指と小指の第2関節をぐっと押しあてます。
そのまま10数えながら、グリグリと上下に細かく手を動かし、マッサージします。





▼こめかみのマッサージ
両手を軽く広げ、小指球(手のひらの小指の付け根の、盛り上がっている箇所)をこめかみの下あたりにぐっと押しあて、グルグルと後ろ回しで10回マッサージします。
その後、両手をこめかみの、くぼみのあたりにあて、やはり10回マッサージします。

①こめかみの下あたりに手を置き、小指球をぐっと押しあてます。
そのままグルグルを後ろ回しで10回マッサージします。

②手の位置をこめかみのくぼみあたりに移し、小指球をぐっと押しあてます。
そのままグルグルを後ろ回しで10回マッサージします。

▼後頭部のマッサージ
両手でこぶしを作り、小指の第3関節を後頭部の耳の下、頭蓋骨の下の端あたりにぐっと押しあてます。
そして、頭蓋骨の下のラインに沿って手を中心部へ移動させながら、4段階に分けてマッサージします。
1段階につき、10数えるくらいの長さを目安にしましょう。

①小指の第3関節を後頭部の耳の下、頭蓋骨の下の端あたりにぐっと押しあてます。
そのまま10数えながら、グリグリと左右に細かく手を動かし、マッサージします。

②手の位置を頭蓋骨の下のラインに沿って、少し中心に近づけ、小指の第3関節をぐっと押しあてます。
そのまま10数えながら、グリグリと左右に細かく手を動かし、マッサージします。

③両手を頭蓋骨の下のラインに沿ってさらに少し中心に近づけ、小指の第3関節をぐっと押しあてます。
そのまま10数えながら、グリグリと左右に細かく手を動かし、マッサージします。

④片方の手の小指の第3関節を、後頭部の左右の真ん中、髪の生え際の少し上の、くぼみのあるあたりにぐっと押しあてます。
そのまま10数えながら、グリグリと左右に細かく手を動かし、マッサージします。

▼側頭部を温め、リラックス
目を閉じて両方の手のひらを側頭部の耳の上あたりにあて、頭皮をやや引き上げます。手の温もりを感じながら30数え、最後に大きく深呼吸して、手を離します。
「手が冷たい」「なかなか温まらない」と感じた方は、手を10〜20回素早く擦り合わせ、手を温めてから行いましょう。

仕事や家事、勉強の合間に、入浴時に、寝る前のちょっとした時間に・・・。

どのタイミングでも構いませんから、気が向いた時に、頭のセルフケアをしてみてください。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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寝てもとれない疲れをとる神マッサージ

【参考文献】

『寝てもとれない疲れをとる神マッサージ』(アスコム刊)

【著者】
寺林陽介(てらばやし・ようすけ)

六本木・寺林治療院院長。
1996年にあんまマッサージ指圧師、鍼師、灸師の国家資格を取得し、父の治療院で本格的に修業を開始。
24歳のときから一人で治療院を運営し、現在に至る。
2008年には南青山でも完全紹介制・完全予約制の治療院を開設し、2014年4月、東京都港区六本木に移転。
患者に心から満足してもらえる治療院を追求している。
どこに行っても楽にならなかったという患者ほど違いを実感する「疲れとりマッサージ」を行い、多くの著名人から評判を得ている。
著書『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム刊)は30万部のベストセラーになり、テレビ、雑誌など多数のメディアで注目を集めた。

【監修】
内野勝行(うちの・かつゆき)

帝京大学医学部医学科卒業。
都内病院の神経内科外来や千葉県の療養型病院副院長を経て 現在金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長、帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医。
日本内科学会認定医。厚生労働省認定認知症サポート医。日本体育協会公認スポーツドクター。 日本神経学会会員。
専門は脳神経内科だが、鍼灸や漢方といった東洋医学も取り入れ、 患者さんの体全体の調和がとれるようアドバイスを行っている。

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