40代の更年期太りはホルモン調整で解決しよう!新しいダイエットを薬剤師が解説
3-3 適度な運動
内臓脂肪を効率よく減らすには「有酸素運動」がおすすめです。有酸素運動は、皮下脂肪よりも先に内臓脂肪を燃焼すると言われています。
有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガなど
これらの有酸素運動による脂肪燃焼を、よりアップさせるポイントをご紹介します。
・朝起きたら、5分間「筋トレ」をする
有酸素運動をする前に筋トレをすると効果的です。筋トレは成長ホルモンを分泌し、その後6時間は代謝の高い状態が続くと言われています。ですから、朝一に筋トレをすると、1日の代謝を効果的にアップできます。まずはスクワットや腹筋から初めてみましょう。
・目標1日8000歩
1日8000歩以上歩くことで、ダイエットや健康増進につながります。筋トレ後に歩くことがおすすめです。運動が苦手な方は、まずは朝の散歩から始めるといいですね。
3-4 漢方薬で体質改善
「今までの生活習慣をすぐに変えるのは難しい、でも痩せてきれいになりたい」
そういった方には漢方薬がおすすめです。漢方薬は、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされておりますし、漢方薬はダイエットの効率を底上げし、生活習慣の改善ではなかなか痩せられなかった部分をサポートしてくれます。
症状や体質に合ったものを飲むだけでいいので、継続が苦手な方にもお手軽で、うれしいですね。
<更年期太りを解消したい方へおすすめの漢方>
・がっちり型で便秘気味、ぽっこりお腹が気になる方:防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
脂肪代謝を促してお腹周りの脂肪を分解・燃焼するだけでなく、脂質の吸収を抑制し体内に溜まった不要物を便と共に外へ排泄してくれます。
・ぽっちゃり型で疲れやすい、むくみがちな方:防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
体内の余分な水を排泄します。また、身体の中から温めて胃腸の働きを改善し、消化機能を助ける働きもあります。
・ストレスで食欲が増して脇腹あたりが張る、便秘気味な方:大柴胡湯(だいさいことう)
胸のつかえ感やストレスを軽減させ、気分や食欲を落ち着かせます。また、体内の余分な熱を取り除くため、身体の巡りを改善し便通を良くする働きがあります。
・下半身が冷えやすく、シミやあざができやすい方:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
皮膚表面の新陳代謝を改善します。また、ホルモンバランスを整えるため、更年期の方に使われることが多い漢方薬です。
以上、4つの漢方をご紹介しましたが、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、スマホで専門家に相談できる「あんしん漢方」もおすすめです。AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが症状に合った漢方を見つけ出し、効く漢方を自宅に届けてくれます。
4 更年期太り解消法~まとめ~
今回は、更年期太りのダイエットについてご紹介いたしました。
・食事は抜かず、バランスよく食べましょう。
・合い言葉は「ベジファースト」。次にタンパク質を積極的に取り入れましょう。
・更年期の朝昼晩は「3:5:2」。
・良質な睡眠と適度な運動を心がけましょう。
・内臓脂肪には有酸素運動が有効です。
・漢方薬で更年期太りを解消しましょう。
しかし諦めないで続けることがダイエット成功の秘訣!
更年期太りならではの対策で、引き締まった身体を目指していきましょう。
[文:あんしん漢方]
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。