ファスティング(断食)の方法~準備期間~
ファスティング期間~準備期間~
準備期間は、断食中の効果を十分に発揮するための期間(断食期間1~3日前)です。
食事についての注意事項がいくつかあるので、確認していきましょう。
準備期間の食事のポイント
●断食に向けて食べる量を徐々に減らしていき、玄米粥やお味噌汁など、胃腸に負担のかかりにくい食事に切り替えていきます。
●高タンパク質、高脂質、塩分の多い料理は避け、食べすぎには注意していきましょう。もちろん、飲酒、喫煙はNGです。
●食事はなるべく柔らかい物、温かい物を摂り、胃腸を冷やさないなど消化器官を助ける工夫をしていきましょう。また、よく噛んで食べることも大切です。
●準備期間の終了2日前までには、動物性たんぱく質を食べるのはやめましょう。これらの食品は消化に時間がかかるため、ファスティングの妨げになってしまう場合があります。また、この日から、固形物、塩分も徐々に減らしていけると、断食期間には効果的です。
●準備期間最終日は、塩分、固形物は控え、お粥、玄米粥のような流動食のみにし、20時までには食べ終わるようにしましょう。
●良質な水をこまめに1日2ℓ程度飲むようにしていきましょう。
準備期間をしっかり過ごすことによって体が省エネモードになるのが早まり、断食期間の反動(急激な食事量や塩分の減少による頭痛や吐き気)なども抑えることが出来ます。
おススメの食材「まごわやさしい食」
次に、おススメの食材についてです。
準備期間におススメの食材のキーワードは、「まごわやさしい食」。初めて耳にした方も多いかもしれませんね。「まごわやさしい食」とは、健康にいいとされる食材の頭文字をとったものです。準備期間だけでなく復食期間にも良いとされる食材ですので、この2つの期間は「まごわやさしい」の中から食材やレシピを選んでいくと良いでしょう。
「ま」・・・納豆、豆腐、味噌などの豆類
「ご」・・・ごま、ナッツなどの種子類
「わ」・・・わかめ、昆布などの海藻類
「や」・・・緑黄色を中心とした野菜類
「さ」・・・魚類(特に小型の背青魚類)
「し」・・・椎茸、えのきなどのキノコ類
「い」・・・じょがいも、さつまいもなどのイモ類
この食材を参考に、まずは準備期間からチャレンジしてみましょう!
おわりに
ファスティングの「準備期間」について、理解を深めていただけたでしょうか。
次回は、断食期間について書き込んでいきたいと思います。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。