ゴルフスイングの勘違い ~本当に体重移動できていますか?~

タグ: , , 2024/4/5

たしかに数字で見るとバックスイングでは右に乗っています。しかし、ここでもかなりつま先側に乗っていることがわかります。つまり右のつま先で踏ん張っているということです。

本人としては、真ん中や、やや後方に乗っているイメージがあるそうなので、ここでもイメージとは違う結果となりました。

Q:切り返したときのイメージはどうですか?

A:右踵から母趾球に抜けていくイメージを持って打っています。

ここからは実際に打ってもらい、フィードバックをしていきます。

BodiTrakの結果によるとアドレスでは、先ほどと同様につま先側に乗っています。とても前にかかっているためつま先で立っているようなイメージになります。アドレスでつま先側に乗っているため、必然的にバックスイングもつま先側に強く乗ってしまっていますがバックスイングの最後で少し踵に荷重が来ました。

バックスイングの時点では右に9割ほど乗る結果となっています。先ほど菅原トレーナーはその場でスイングしているイメージと言っていましたが、実際はかなり右に乗っていました。ドライバーショットでは、このくらい右に乗ることはありますが、アイアンで右に乗りすぎてしまうと、スウエイをしてしまう可能性と、左にカラダを戻す動作が生まれるため、タイミングが合わなくなる可能性が出てきます。

切り返しではつま先に向かう動きになっています。





全体的にはどちらかというと、つま先側でさばいているので、常につま先が底屈(地面をつま先で押している)します。つまり常に背伸びをするような動きになりますので、お尻が前に出やすくなります。伸びあがる動きに繋がります。実際につま先体重すぎて伸びあがってしまうタイプはとても多いです。その中でも母趾球に体重をかけすぎて伸びあがるパターンがとても多いです。ただ、踵側に乗るためには足首の可動性がないとできないので、足首の硬さも関係してきます。改善するためには足首のアプローチも必要になっていきます。

今回は体重移動についてみてきましたが、本人の感覚と実際の体重移動が異なっていることがわかりました。

このように分析をしてズレを修正していく事で理想のスイングに近づけていきましょう。

動画の方では、実際のスイングと体重移動を動きに合わせて解説しています。今回紹介しきれなかった切り返しのタイミングや、床反力についても解説しておりますので是非合わせてご覧ください。

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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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江澤 彬

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
トータルゴルフフィットネスではテクニカルマネージャーとして「より長く、より上手く」をコンセプトにゴルファーの健康とパフォーマンスに貢献するサービスの提供と、選手育成担当として世界に通用する自己管理能力の高いアスリートゴルファー育成に尽力している。

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