習慣的な運動はシナプス可塑性を活性化する?運動学習との関係

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[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム(https://re-departure.com/index.aspx)]

 みなさんは

「同じ問題を繰り返し解くうちに間違えることがなくなった」
「単語を覚えることができるようになった」

といった経験をしたことはないでしょうか。

反芻による失敗と修正を繰り返すことによる記憶の定着は、勉強だけでなく運動学習にもみられます。この現象には神経情報の伝達効率を変化させる性質である「シナプス可塑性」が強く関連していると言われています。このシナプス可塑性は運動学習の基盤を担っている可能性が示唆されています。この記事ではそんな神経細胞の性質と運動の関係について解説します。

まだまだ解明されていない領域も多く存在する分野ですが、今回はある論文を基に運動学習とシナプス可塑性の興味深い性質を紹介します。

新たな角度から運動学習へアプローチしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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シナプスとは

「シナプス」という言葉に聞き馴染みのない方もいるのではないでしょうか。シナプスとは神経細胞同士の「すきま」をつなぐ構造です。

私たちの体の中では、「化学物質」や「電気信号」を使うことでこのすきまを介した情報の伝達を行っています。

ここではそんなシナプスの体での役割を詳しく解説します。

神経細胞が脳と全身の情報を伝達する「ケーブル」の役割を担う
物を持つ際の「運動」や触れた物の温度を感じる「知覚」は、脳と神経細胞とのネットワークによって成り立っています。

脳と脊髄で構成された「中枢神経系」で全身から集められた情報を処理し、全身に張り巡らされた「末端神経系」が中枢神経系へ情報を伝え、中枢神経系から受信した情報を伝えているのです。

この円滑な情報伝達の仕組みによって「驚いた時に血圧が上がる」「熱いものに触れると手を引っ込める」といった行動が自然と行われます。

情報を伝えるケーブルの役割を果たす神経細胞ですが、この神経細胞の断片同士のすきまにおける情報伝達をシナプスが担うことで機能を保っています。

運動学習の研究ではシナプスを介した小脳内の神経細胞間の伝達が重要視されている
脳の中でも小脳は運動制御や運動学習に関わっていると言われています。

運動を正確に行うためには適切なタイミングと強さで筋を収縮させることが重要ですが、この役割を小脳が担っていると考えられているためです。

よりこの正確性を高めるためには、小脳から筋への伝達にかかる時間を減らすことが鍵になると考えることもできます。

この時間の短縮には神経細胞のすきまを担う構造であるシナプスの伝達効率も同じように大きな役割を果たします。

このシナプスの伝達効率に着目したアプローチが「シナプス可塑性」の研究に繋がります。

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