【ゴルフ】地面反力を使って飛ばすためのトレーニング(その3)

タグ: , , 2020/5/21

ヒトの体で考えてみましょう。

腕を脱力した状態で体を回旋させると回転ブランコと同様に腕は浮き上がってきます。

↓これは地面に対して水平に回旋させた場合です。

ゴルフの場合は、地面にボールがあるため、この回転軸を傾ける必要があります。

(厳密に言うと、完全に脱力して惰性で腕やクラブを行かせるわけではなく、ある程度自分で腕やクラブが動く方向をコントロールする必要がありますが、物理の原理原則でいうと回転のエネルギーを効率よく使うためには軸を傾けて保つようにした方がよいです。)

ここで上半身と下半身を分けて考えてみます。

まず上半身です。

下の絵で、赤い胴体部分を回旋させるイメージがしやすいですね。傾いたまま回旋です。

次に、下半身です。

下の絵で青い骨盤部分を回旋させると、多くの人は骨盤を地面に対して水平に回旋させようとします。

そうすると上の遊園地の乗り物のように、腕や手元は浮いて地面から離れていく方向へ上がってしまいます。

これにより上体も起き上がりやすくなりますし、それに伴ってスイングプレーンも崩れることになります。

正しくは、骨盤も前傾を保ったまま回転させるということです。

地面と水平に回旋させるのではありません。

これをわかりやすくするためには、体の側屈が重要になってきます。

体を左へ側屈してみます。そうすると体の右側が伸びます。

↓そのまま体を右へ向けてみます。これがバックスイングの形になります。

つまりバックスイング時には、身体の右側が伸びているということです。

フォロースルー側はその逆で体の左側が伸ばされる形となります。

是非この体の側屈をやってみてください。

イメージがわきやすいと思います。このイメージなしでは地面反力をうまく使うことが難しいので、まずはしっかり理解して頂き、次回は今回の内容を踏まえた上での骨盤の動きをトレーニングしていきます。





[記事提供:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

・今すぐ読みたい→
【ゴルフ】地面反力を使って飛ばすためのトレーニング https://cocokara-next.com/fitness/training-to-get-the-distance/

谷崎 美樹

日本体育協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。ゴルフトレーナーとして、主にトータルゴルフフィットネスでパーソナルトレーニング指導を行っている。自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また、整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から、痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。特に腰痛改善トレーニングは希望者が多い。

関連記事

「フィットネス」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム