内臓脂肪はなぜ悪い?皮下脂肪との違いとは
何かと話題にされる「メタボリックシンドローム」。通称、メタボ は内臓脂肪症候群(内臓脂肪型肥満)を意味します。なぜ内臓脂肪が増えると良くないのでしょう。皮下脂肪との違いや内臓脂肪を減らす方法についてご紹介します。
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皮下脂肪と内臓脂肪はどう違う?
お腹周りについた脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。同じ脂肪でも身体に与える影響は大きく異なります。ダイエットを始める前に、この2つの違いを知っておきましょう。
●内臓脂肪
腹筋の内側や腸の周りなど、お腹の内臓周辺につく脂肪です。上半身につきやすく、おへそ周りがぽっこり出た、いわゆるリンゴ型の体型になります。男性に多い肥満タイプですが、閉経後の女性も少しずつ内臓脂肪がたまりやすくなるので注意が必要です。
内臓脂肪型肥満の目安となるのが、おへそ周りの腹囲です。男性は85cm 以上、女性は90cm以上の場合は、内臓脂肪型肥満が疑われます。内臓脂肪はつきやすい反面、減らしやすいといわれています。
●皮下脂肪
皮膚と筋肉の間につく脂肪です。下腹部やおしり、太ももなどの下半身につきやすいことから、下半身太り(洋ナシ型)の体型になります。女性に多い肥満タイプです。脂肪がゆっくり蓄積されるので、減らしにくいといわれています。
内臓脂肪型肥満には当てはまらず、BMIが25以上あって、お腹のたるみがつかめる人は皮下脂肪型肥満かもしれません。半年から一年ほどかけてゆっくり体重を落とす必要があります。
<BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>