【シェフインタビュー】AKARIシェフ 東京で出張シェフを始めてから3年。”Iターン”先の京都で新たなチャレンジ
実際にシェアダインで仕事をされてみてどうでしたか?
実際にご自宅に一人で伺ったときは、とても緊張しましたね。他人のご家庭のキッチンに行ったことはなかったので。今のところ、私の作る料理で一番評判が良いのはハンバーグです。そういう意味では、前職のキッチンで作っていたスキルが役立っていると思います。
料理やメニューの研究として、インスタグラムでよく、一般の人が作ったメニューを見たりしていて、レシピ本などは良く買って読んだりしています。また、企業が運営している料理レシピサービスなども参考にはします。
作ったものが同じものばかりになると、マンネリ化してお客様にご提供できるメニューの幅も狭まるため、他の人が作ったレシピも参考にしながら、料理の幅を広げるようにしています。
出張シェフとして自信をもっていることはありますか?
家庭料理でお子様の偏食や”食べムラ”を改善することは、けっこう得意かと思います。保育園や幼稚園に通う年齢のお子様は、この前まで食べていた食材を急に食べなくなるといったこともあります。そこで、お子様の好き嫌いについて、お客様から事前にメッセージを頂くことを心がけています。
保護者の方とよく連絡をとりながら、「食材ではこれはやめて、これを使いましょう」などとご提案しています。新しいレシピをご用意して、お子様が喜ぶメニューを作るというパターンが多いです。
同じ料理でも「保育園では食べなかったけど、AKARIさんが作ったものは食べてくれた」と言って頂けると嬉しいですね。野菜が苦手なお子様についても、「野菜がお肉やお魚に入れてあったので食べられました」といった声を頂けることもあります。
お話を伺っていると、この道何十年といったベテランでなくても、出張シェフはできそうですね
ベテランの人が作れる料理と、私が作る料理とでは、そもそもジャンルが違っていると考えています。お客様のご意向を伺いながら、自分ができる料理をご提供することが、一番大事ではないでしょうか。
集客については、最初は自分から営業していく感じでしたが、何軒かお伺いしていくと、お客様からママ友さんを紹介して頂けるという形ができてきました。それから固定のお客様が増えていきました。
京都へ引っ越しするときに、2、3年くらいお付き合い頂いたお客様と、惜しまれながらお別れした時は悲しかったのですが、この仕事をやっていて良かったと嬉しくもなりました。
また、半年くらい通わせて頂いたご家庭ではお子様が私になついてくれて、料理の合間に遊んだり、目の前で自分の作った料理を食べてもらえたりして、家族の団らんを分けて頂いたような気持ちになりました。
今後の目標について教えてください
京都は東京と比べてシェアダインの認知度も低いため、自分が頑張ってシェアダインの認知度を高めつつ、定期のお客様も獲得しながら、今やっているプランをもうちょっとブラッシュアップしていきたいと思います。
今は家庭料理の作り置きプランがメインですが、誕生日など記念日向けのプランや、季節に合わせた期間限定のプランを作りたいと思います。今はインスタグラムもやっているので、そちらも見て頂けたら嬉しいです。
シェアダインでは、全国でシェフを募集しています
登録しているシェフは、有名ホテルのレストランシェフ、星付きレストランシェフ、病院での指導経験のある管理栄養士、飲食店勤務経験のある調理師、保育園の給食室勤務経験のある栄養士、など経歴はさまざま。
現在約2,000名の出張シェフが登録・活躍中。
出張シェフのお仕事に興味がある方は、シェアダインへお問い合わせください。
[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」(https://sharedine.me/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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